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何ぜ、性はオスとメス二つなのでしょう
こんばんは。 何ぜ、性はオスとメス2つなのでしょう、3つでも良いのではと。 2つに合理性は有りますか?
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精子と卵を作る生物ではほぼ必ず性が2つに落ち着く理由があります。 受精する細胞を配偶子と呼びますが、精子と卵のように受精に関与する細胞の形が性によって異なる場合、それを異型配偶子と呼びます。 ある種の単細胞生物のように、同じ形の細胞(この場合自分自身が生殖細胞になりますが)が接合する場合、それを同型配偶子と呼びます。 同型配偶子の場合は性が2種類以上になることがあります。 もともと配偶子は同型で、異型配偶子は後から誕生したと考えられます。 当時は子孫に渡す栄養が多くなるので、配偶子が大きいほど有利だったはずです。 ですが、大きい配偶子を作るのにはエネルギーが多く必要になるので量は作れません。 ここで、少しだけ小さい配偶子を少しだけ多く作る変異体が誕生します。 小さい配偶子をたくさん作れば、大きい配偶子を少数作るよりもたくさんの子孫を残せます。 そのため、小さい配偶子を作る側はより小さく運動能力の高いものを作るように進化します。 これが精子とオスの起源です。 一方大きい配偶子を少数作る側は、小さい配偶子があまり栄養を持っていないので、 自身が栄養をより蓄えておく方向に進化します。 これが卵とメスの起源です。 小さい配偶子同士は受精しても栄養が足りないので生存性が低下し、 大きい配偶子同士は数が少ないので受精する確率が低下します。 結果、小さい配偶子と大きい配偶子が受精して子孫を残す頻度が増加します。 中間のものは栄養の面でも受精率の面でも中途半端になり繁栄できません。 こうして小さい配偶子と大きい配偶子を作る性、 つまりオスとメスの二つに分かれたと考えられます。
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- miginejike
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きっと、質問者さんの視点が、オスとメスが対等の関係にあるという価値観なので、そのような疑問が生じるのではないでしょうか? もし、対等であれば、ある個体が別の個体と出会った場合、生殖できる確率は、性が二つの場合は50%、三つの場合は66%、四つの場合は75%になりますので、むしろ、性別は多いほうがいいわけです。 しかし、前提となるべき事実が違うのです。 それは、「生物の基本はメスである」ということです。 哺乳類の場合、受精した直後はすべてメスです。その後、分裂を繰り返すなかで、オスになる因子が働けばオスへ、そのままであればメスになります。メスになるプログラムというのはありません。 つまり、なぜオスとメスが存在するかというと、生物のメイン=メスが、遺伝子をシャッフルするための道具として、オスを作っているといえます。 分かりやすい例としてミツバチをあげられます。 ミツバチの場合、未受精卵はオスに、受精卵はメスになります。つまりオスは半分の遺伝子しかありません。ちなみに、蜜を集めたりせっせと働いているワーカーはすべてメスです。オスはまったく働かず、女王蜂と交尾するためだけに存在します。このなかで、実際に交尾できるのは一匹だけです。これは、精子と卵子の関係と酷似しています。 まとめますと、まずメスありきで、個体に多様性を持たせるためにオスという従属物が誕生したのです。これを三つも四つもつくったのではエネルギーの浪費以外の何者でもありませんから、メスにとって自分以外の性は、オス一種類で充分なのです。 これが、合理的な理由だと思います。
- otx
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有性生殖の最大の利点の1つは遺伝子のシャッフルと考えると、少なくとも自分以外の他人が1人は必要です。 仮に、性が5つあったら、どうでしょうか? 5人集まらないと子供ができないとしたら、自然界で5人が集まるって、結構大変な気がします。 4人集まらないとできないってもの大変そうです。3人集まらないとってのはまあいけそうですかね。 しかし、2人のほうが最少で、かつ目的は達するので効率がいい気がします。 その5つの性では、何人でもいいから自分以外が必要とかいう方法は無理でしょう。配偶子を対1人用、対2人用、対3人用、対4人用を作成しておかなければなりません。無駄が多い気がします。 もし、相手は1人しかいないのに、対4人用の配偶子しか持っていないとかなると子供の遺伝子量はめちゃくちゃになりますよね。 では、5つの性があって、そのうちの2人が集まれば子供が生まれるとしたら、結局2つの性がある時と、そう意味が変わらないと思います。 人をベースに書きましたが、他の生物に置き換えて想像してみても結構当てはまるんじゃないでしょうか。 目的は遺伝子のシャッフルで 自然界で出会う確率と 体の中でエネルギーが少なくて配偶子をつくれる(あまり無駄がない)、 これらを考えて最も効率がいいのは2つの性な気がします。
お礼
大変参考にないました有り難うございました。
- mariam
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これは想像ですが、染色体が対なので2つで用が足りるのではないですか?
お礼
なるほどそうなんでうが 有り難うございました。
- nayu-nayu
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必ずしも2種類ではないです。 Euplotes crassusという繊毛虫は38種類の性があるそうです。 (異なった性のものと接合する) 無性生殖も可能です。 単細胞生物なので1世代当たりの時間は非常に短く、DNAの変異なども凄いスピードで起きていると思います。 性が多数あると、自分が接合できる型が多数あるわけですから、(オス・メス2種類だと50%)接合する相手を見つけるのにはこの方が都合が良いかもしれません。 進化のためには多数の性があった方が合理性があるかもしれません。 あくまで私の勝手な考えですが、もしかしたら進化の過程で(原始の生物ほど、急速な進化を期待する必要がなくなって)オスとメスの2種類になったのかもしれません。
お礼
ほーそうですか、現存するのですね、それは驚きました 貴重なご意見有り難うございました。
とりあえず、雌雄同体ってのもあります。 http://www.asahi-net.or.jp/~QF7N-ADC/mozaiku.html 成長の過程で性別が変化する生物もいます。 繁殖のための機能なんでしょうね。 あまりに同じ生き物が集まりすぎると増えすぎて食糧難となって絶滅していきます。 人間には男と女がいますが、男も女も生殖行為による快感がないと繁殖行動をしません。 快感だけだと増えすぎて絶滅します。 ですから産みの苦しみを与えて抑制しているんです。 とうぜん、産みの苦しみだけだと誰も生殖工藤はしませんからやはり絶滅してしまいます。 ちなみに、人間にも両性具有 どちらの生殖器も保有した人もいます。 おおむね見た目がそうなだけで、どちらでもと言う人は少ないですけど。
お礼
楽しいご意見有り難うございました。
お礼
詳しい説明有り難うございます、楽しく読ませて頂きました。 性別とい言うと異性同士が交尾(受精)を行いと言う概念が有りますが、 単細胞生物は細胞分裂(コピー)だけなのに一部にせよ2種類以上の性別が有る・・・ 異性同士が受精もしないのに出来ないのね、不思議ですね、何故2種類以上の性が有るのでしょうね不思議です。 有り難うございました。