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プラットフォームの安全性
少し前にプラットフォームから落とされて命を落とした方の事件が世間を騒がせました。私はずっと前から疑問なのですが、いろいろな面で安全性が強調されている昨今、なぜあれほど危ないプラットフォームが放置されているのでしょうか。 私は大きな工場で働いていた経験がありますが、もしあれだけ大きな「鉄の塊」が車と同じ勢いで動いている箇所があれば、人が間違って軌道内に入らないようにしっかりした安全柵がつけられるはずです。それなのにプラットフォームには何もない。一部、通過列車のある新幹線のフォームなどには安全柵がありますね。でも走っている電車に轢かれたりぶつかったりするなら200キロで走っていようが50キロで走っていようがあまりかわりがありません。行政はなぜこの点で安全対策を講じないのでしょうか。
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なぜ行政が危険なプラットフォームの問題を放置しているか、ですか・・・ 一番の理由は、やはり『費用対効果の点で釣り合わなすぎる』ということ、なのではないでしょうか? ご存知だと思いますが、車での交通事故犠牲者・被害者に比べ、鉄道事故の被害者は比較にならないほど少ないです。ましてプラットフォーム上での事故となると、むしろニュースとしてマスコミに取り上げられたもの以外ほとんど皆無、と言っていいぐらい少ないでしょう。さらにその中でも、自殺者や悪意を持って他人をホーム上から突き落とすような輩は、行政や鉄道会社の力をもってしても防ぎようがありません。ホームに柵やホームドアを取り付けても、今度は踏切などで同じコトを繰り返すだけでしょうし・・・。 「人一人の命は地球より重い」とは言いますが、やはり限られた予算の前では理想論と一笑に付されるのがオチ、なのでしょうね。 さらに、このホームドアの導入が一筋縄ではいきません。 まず、同一路線を走る車両の規格をすべて統一する必要があります。一両の長さ編成両数、ドアの位置等を全列車同じにしなければ、ホームドアは導入できません。 東京の、東急東横線と目黒線が並行して走る、田園調布~武蔵小杉間に、この問題が端的に現れています。 実は同じ1本のホームの、目黒線側にはホームドアが設置されているのですが、東横線側はないという、非常に不条理な光景が見られます。実はこれには訳があって、東横線には1両20メートルで4ドアの車両と、18メートルで3ドアの車両が混在しており、そのためにホームドアの設置など不可能なのです。 また、車両だけ取り替えれば良いと言うものでもなく、列車を必ず所定の位置にビシッと停車させるための、信号装置の改良も不可欠です。 鉄道車両の価格は1両約1億円前後、これを列車の数だけ総取替えして、さらに信号装置の改良、そして当然、各駅のホームドア装置の設置・・・まぁ、今盛んに議論されている『ガソリンの暫定税率の一般財源化』でも実現しないと、到底賄えない金額にはなりそうですよね。 ただ、鉄道会社としてもただ手をこまねいているばかりでもないようです。このたびJR東日本が独自に、山手線で今後ホームドアの設置を検討すると発表されたそうです。これが突破口となり、できるところから少しずつホームドアの設置が広まってゆくことになるのかも知れません。
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- 63ma
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行政の問題より、鉄道事業者の安全意識の問題かと思います。 強いて、行政を絡めるとすれば、鉄道事業の監督官庁は国土交通省ですから、全鉄道事業者に安全柵付きのプラットフォームを設置する様、罰則付きの法律等を策定することかと思います。
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ラッシュ時などは言わばプラットフォームの上で押し競饅頭しているわけですよね。恐ろしいです。鉄道事業者でなく、庶民の声として行政を動かせないものでしょうか。
お礼
ホームドアにしたらかなりの費用がかかることは予想できます。それが不可能でも新幹線のホームのようにホームの端から少し内側に腰くらいの高さの柵を作って、列車が停止したら開くようにするだけでもかなり効果があると思います。おっしゃるようにこれから作るものに関してはこうしたことを考えてほしいですね。