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北朝鮮ミサイルの疑問
- 北朝鮮のミサイルについて疑問があります。飛距離や精度について疑問があり、巡航ミサイルのファイナルターゲティングについても疑問です。
- 日本海と黄海にイージス艦を配置してミサイルを迎撃できるのか、また迎撃の成功率について疑問があります。ミサイルの加速度にも疑問があります。
- ミサイル打ち上げ時に人々を避難させるべきか、なぜ避難しないのかという疑問があります。また、ミサイルの着水地点と警報発令地域の関係についても疑問があります。
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1.ICBMの着弾誤差は800mぐらいですし、核爆発の半径が10kmぐらいあるので、多少の誤差は破壊力に問題が生じるほどではありませんから、以前のミサイル実験に比べて精度が上がっているのは事実かもしれません。 大気圏に再突入するRV(核弾頭)は大気との摩擦熱で超高温になって燃えながら落ちて来るので、目標地点への誘導制御をおこなわない慣性誘導方式のはずです。米国の中距離ミサイル「パーシングII」のような標的へのレーダー誘導(誤差数十メートル)などはおこなわないので、命中精度は高くないでしょうね。 2.MD(ミサイル防衛)による迎撃は実例が無いので、信用に値しないと判断した方が良いでしょう。 3.攻撃から着弾までに7~10分間しか無いので、避難する時間などありません。米国でも30~40分間しかないので、国民に避難命令を出したら混乱を生むだけなので、迎撃以外は何もしないでしょうね。 4.確か、大気圏への突入速度が大き過ぎる場合は途中でRV(模擬核弾頭)が燃え尽きてしまうので海上まで届かないのではないかと思います。回収出来たとしてもボロボロになった破片だけでしょうね。
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- 中京区 桑原町(@l4330)
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1について 落下を始める時に速度、方角を制御できるなら高精度で落下地点を制御できます。 大気圏突入後には推力も方向も制御できないはやぶさの帰還カプセルは予定通りの所に落下した事からも理解できると思います。
お礼
なるほど。 大気圏外での反動推進エンジンによる3軸軌道制御で目的は達することができるのですね。再突入後の大気圏内の温度や湿度、気圧の変化、風などによる軌道のずれはCEPが吸収すればいい、北の怪しげなミサイルなるものでも将来はそれくらいのペイロードの余裕は持てるぞ、ということですね。日本が持てるから北朝鮮も持てる技術だとは一概には言えない気もしますが、原理的にはそういうことだと理解しました。 勉強になりました。ありがとうございました。
お礼
そういえば金正恩が耐熱カバーの模型とおぼしきものを振り回して無邪気に喜んでいるシーンをテレビで見た覚えがあります。あんなもんでICBMが受けるであろう莫大な空力圧縮熱に耐えられるのかほほえましく思った次第です。日本に届く最大二百発とも言われる一部核弾道化した短距離ミサイル(ノドン)も配備が完了したからといって開発が終わったわけもないのでは、という気もします。この最大高度200Km(大気圏外)の短距離ミサイルは弾頭部分だけでも破壊されることなく日本には届くようです。回収できるものは回収したほうがなにかと役に立つと思います。 それからICBMの定義に関して着弾誤差の世界基準が決められているわけではなく、おそらく純粋に北の技術水準が規定しているだけのことでしょうからCEPとペイロードのバランスにおいて勝手に決められてくるものと想像はしています。 それから核はたしかに怖いですが、対処のやり方を知ってさえいれば、格段に犠牲者数を減らせるはずです。youtubeにもそういう歌が上がってましたが、やはり警報は出すべきだろうと思いますし、パニックにならず助かるための心構えや正確な知識をきちんと啓蒙し教育すべきでしょう。有事の際には国内の米軍基地から1mでも風上に離れましょう、核爆発の光を見るな、浴びるなくらいは言ってもよいような気がします。 4ですがHFだとアンテナがでかくなるのでVHFなど直接波が届く範囲に自国の船を待機させておき、データを収集することになるのが自然かと思います。かつての短距離ミサイルの発射実験でもそういうことを一切していないように見えますので、技術の向上よりも発射自体は政治的デモンストレーションと考えるのが合理的かもしれませんね。 ご回答ありがとうございました。