変な質問どころか、なかなか重要な質問です。
境界条件がないと流れ場が決まりません。というか、境界条件を満たす流れ場を数値計算では求めていきます。
スリップ、ノンスリップ、対数則などは、速度に対して与えられる境界条件です。ノンスリップとは壁などの境界上の接点で流れが止まった条件(速度ゼロ)です。逆に、スリップでは壁面に沿って止まらずにそのまま流れます。対数則は壁面からの速度分布を壁面からの距離に対して決める一つのやり方です。
速度以外に、密度、圧力、エネルギーなどにも境界条件を指定しなくてはなりません。
では、どのような境界条件を採用すればいいのかになりますが、それはケースバイケースです。数値計算では実際の現象をできる限り正確に低コストでシミュレートできるかが重要なので、一番よい結果を出す境界条件を用うこととなります。ある場合には、スリップ条件が妥当で、別の場合には対数則がよい場合も出てきます。
今回のスリップ、ノンスリップ、対数則などの境界条件については、WEBで検索をかければ相当数解説ページが出てきますのでご自身でお調べ下さい。それから先に一歩進んで、具体的な問題に対してどのような境界条件を使えばいいのかについては、私も昔探したことがありましたが、すっきりと書かれた資料はないと覚悟した方がいいでしょう。ノウハウの世界です。
お礼
回答ありがとうございます。 実は、ここで質問する以前にWEB上で検索してみました。 その際、何件かヒットするものの、たとえば「スリップとは・・」のようにご回答いただいたような形で定義などがはっきりとかかれたものがなく、途方に暮れていました。 もともと、あまりはっきりとした資料がないものなのですね。