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「もや」は湿度100%未満でもできるか?
春は薄く「もや」がかかって遠くの山が見えにくい日が多いように思います。この原因として、湿度が高いことがよく言われるように思いますが、どうも納得できません。 湿度が100%なら微小な水滴ができて視界をさえぎることが考えられますが、湿度がそれより少しでも低いと水滴はできないはずです。ですから「もや」はできないと思います。 それとも、湿度が100%未満でも湿度が高ければ浮遊するチリ等に薄く水の膜が張って、チリがその分大きくなり、視界をさえぎるようになるからでしょうか。
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春(に限りませんが)のかすみは、おそらくNo.1さんの言われているもやもどきです。視程が10kmを下回るほどひどいのは黄砂のときぐらいですが、この季節は風が弱く大気が安定しているときが多いために、黄砂も残りますし大きなチリがなかなか飛んでいかないようです。 北風や南風が強い日には遠くの山がすっきり見えるものと思います。これはチリが吹き飛ぶからです。 湿度はもやを悪化させる要因になりますが、夕方など湿度が下がっているときに山が見えにくいのは、湿度は直接関係ないものと思って差し支えないです。
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- myeyesonly
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お呼びですね。 補足の内容、もっともだと思います。 確かに感覚としてはそう思いたくなりますね。 でも、その答えは多分、表面積にあります。 洗濯物は、繊維に染み込んでるので、洗濯物の全表面の繊維の空気と接する部分全てが蒸発や凝縮の場所になります。 しかし、空中に浮かんでるもやは、小さな球ですので、その面積が圧倒的に違うのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 確かに表面積は圧倒的に違いますが、それよりも体積の小ささが圧倒的と思います。簡単な計算をしてみました。 水の表面から蒸発し、毎時0.1mmずつ減少するとします。すると、例えば10m2あたり毎時10cm3(=10m2×0.1mm)蒸発します。これが洗濯物の乾く早さに対応するとします。水滴の直径が例えば10μmとすると、毎時0.1mmずつなので、半径分の5μm減少するためには1時間の1/20で、3分程度でなくなってしまいます。
- Meowth
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霧と靄(もや) 水蒸気を含んだ大気の温度が何らかの理由で下がり露点温度に達した際に、含まれていた水蒸気が小さな水粒となって空中に浮かんだ状態。 霧が発生した状態では水滴が光を散乱するため、視程(見通すことのできる水平距離)が小さくなる。気象観測においては視程が1 km未満のものを霧といい、1km以上10km未満のものは靄(もや)と呼んで区別する。
お礼
回答ありがとうございます。 遠くの山がかすんで見にくく、視程が1km以上10km未満であれば靄(もや)と呼ぶのですね。これは、気温が露天温度より下がったためであるから、湿度は100%になっているはずということでいいでしょうか。
- myeyesonly
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こんにちは。 湿度が100%じゃなくても水滴は発生します。 理由は、「蒸発」という現象は、一方的に水が蒸発してるのではなく、蒸発した水蒸気が水に戻るのも同時に起こっており、この両方の速さの差によって結果が決まるからです。 こういうのを「平衡」と言いますが、両者の速度が同じになった時が「飽和(つまり湿度100%)」という状態になります。 100%じゃなくても、それに近くなれば、水滴が蒸発してしまう早さと水に戻る早さの差が小さくなり、相対的に水滴が蒸発するのにすごく時間がかかるようになります。 湿度が高いと洗濯物が乾くのに時間がかかるのと同じ事です。 日が出てくると温度が上がって蒸発する早さが早くなるので、もやは消えて行きます。 また、チリ等の件ですが、それは事実です。 水蒸気がいくら沢山あっても、それが付着する核になる物がないと、空中で凝結する事はありません。 南極などではそういう現象が見られ、吐く息が白くなりません。 また、本来の「もや」ではないですが、スモッグや黄砂など、水滴によらない「もや」(もどき?)の場合は温度は関係ないです。
お礼
回答ありがとうございます。 以下のように解釈してもよいでしょうか。 「湿度が100%未満の場合、水蒸気が水になる速度よりも、水が水蒸気になる速度が大きく、その結果水滴は蒸発するが、湿度が高い場合にはその速度は非常に小さく、何らかの原因で一度水滴(つまり「もや」)ができてしまうと、なかなかなくならない。」 ただ私の感覚では、やはりなかなか納得できないのです。「もや」があるときでも洗濯物はそれなりに乾くと思います。このときに蒸発する水の量は数cm3はあるでしょう。ところが「もや」の水滴1個の体積はそれに比べれば圧倒的に小さく、一瞬にして蒸発するような気がします。
お礼
ありがとうございます。 春のかすみは、湿度が原因というよりも、もやもどきが原因なのですね。