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和について(禅と雅)
今留学中のものです。今回国際パーティーがあるので、留学中の日本人でお茶室を再現して、お茶会、折り紙の紹介、習字などをする事になりました。 かなり大掛かりなセットを作ってのお茶会で、壁をつくり、畳を敷いて、その上に赤い絨毯を敷こうということになりました。 ただ、外国人に良く言われるのが、「日本と禅」ということで、禅を説明に加えようと思うのですが、赤い絨毯は「禅」というよりむしろ「雅」やかなイメージがあると思うのです。 今回のパーティーでお茶会については「禅」と結びついた説明をしようと考えていますが、赤い絨毯を敷いた上で会を催すのは実際にありうるのでしょうか。赤い絨毯というのは、京都のお寺などの写真でみて、お客の気を引くのにとてもよいのではないかと思ったからという動機の不純なものでしたが、いざ掘り下げて考えていくとやはり矛盾が生じ出来てしまうのです。 どなたか日本の茶室と「赤」について、どのような説明を外国の方にすべきか、また、禅と「赤」について、この会において赤い絨毯を敷くのが実際、禅の心から判断して不可能な事なのか、おしえていただけたらと思います。 また、現地の方(フランス人です)で、お花の講師をしてらっしゃる方に実演をしてもらおうかと考えていますが、お花と赤い絨毯というのもどうなのか、お花を引き立てるために赤い絨毯は是か、花の華やかさをかき消してしまうので非か、教えてください。 よろしくお願いします。
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こんばんは。 利休以前から、茶道はあり、武家茶と言われていまだに残っています。利休の確立した茶道は千家茶道いわれるものであって、それが今知られているわびやさびと言われる美意識です。 また、華道と茶道とを混同されている部分があるようですが、茶会(特に千家)の時の床の飾りの花は華道ではないです。また、流儀があってはいけないのです。「自然」でなければならないからです。 「赤」という色を使いたいということですが、楽茶碗の赤は格調高いものとされています。 ちなみに、千家の茶道でもっとも大事なことはその時どきの季節、時の移ろいを楽しむことです。ですので、飾り付けが華美になる必要はないどころか、季節感を失わせることはいけないことなんです。茶席のその時々の季節にあわせて花は飾るようにしてくださいね。絨毯の問題ではないと思いますよ。それに、茶席には炉ぶちやら、炉やら、棚やらと言って、道具をきちんと畳の上において用意しなければならないのです。畳のヘリからしても意味があります。 出来ることならあまり勝手なことはやらないほうがいいと思いますよ。茶道具はすべて揃っているのでしょうか? 参考URLは裏千家のサイトです。参考にしてみてください。
- 参考URL:
- http://www.urasenke.or.jp/
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- sponta
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色にあまりとらわれることはないのでしょうか。 肝心なのは、その底にある日本人の精神について説明をすることが重要だと考えます。 ☆ 花や茶も、「一期一会」のひとことを英語で説明すれば、日本の文化を説明できるのではないでしょうか。 客人に対してのもてなしも勿論、 自然についても、この一瞬を大切に思う心から生まれるものでしょう。 散り行く桜への日本人の偏愛など、この典型では…。 ☆ 禅については、難しいのですが、座禅にかんすること。 只管只座について、説明してはどうでしょう。 目先の悟りを求めるのではなく、ただひたすら座ること。 そして、自らを虚しくすること。 そのことに日本の武士道の美しさがある。 その究極に、腹切があると言ったら、驚かれてしまうかもしれませんが…。 かつての日本には、そういう精神があった。 合目的主義ではない、古来の日本の美意識を彼の国の人に伝えることができればすばらしいと思います。 ☆ すこし独断がすぎたかもしれません。 反省します。 とはいえ、映画「フォレストガンプ」の一期一会という邦題というあたりから、説明するのも一興かと…。
お茶のことは詳しくありませんが、日本文化を外国人に紹介するという観点から私なら次のように簡単に説明します。 1.赤は禅、茶道が成立する以前の古代日本の聖なる色である。 2.茶道を確立した利休は黒を中心としたわび・さびの世界を好んだが、利休に師事した秀吉は派手好みで金色と赤色を城内や茶室にまで採用した。 3.わび・さびの世界は現世、そして対極にあるのが極楽浄土、そこは金色、赤色に満ち溢れた極彩色の世界である。 こうして見れば黒と赤は両立する色彩だと思います。緋毛氈は日本古来の色を表し、利休の茶道の世界にも生き残った色と言えるでしょう。生花は茶道において床の間の書画とともに欠かせないものです。
お礼
回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。