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「浜辺の歌」の三番「ぬれひじし」について
1.「浜辺の歌」の三番の「ぬれひじし」とはどういう意味でしょうか。 品詞などに分解して教えていただけませんでしょうか。 そして文字通りに発音してよろしいでしょうか。 2.疾風に「はやて」とフリガナを付けていますが、「はやち」の方がよくはないでしょうか。 浜辺の歌 http://www7a.biglobe.ne.jp/~hnet/haturatu/hamabenouta/hamabe.html
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1.漢字で書くと「濡れ漬づし」となります。 ひず、ひづ (漬づ)は 「水につかる。ぬれる」の意味で「濡れ漬づ」で「濡れる」ことを意味します。「し」は助動詞「き」(活用する語の連用形に付きます)の連体形で、動作・事柄が過去にあったことを述べる(本件では話し手が直接に体験したことを回想して述べる)ものです。全体の意味は「濡れてしまった」となります。読み方はそのままです。 2.「はやて」か「はやち」かということですが、どちらも「疾風」の読み方としては間違っていません。もともと「風」=「ち」だったものが「て」に転じたようです。歌詞が作られた大正時代「て」が一般的だったかどうかは、わかりませんが、作詞者が「はやて」とルビをふっているのですから、それを「はやち」に変えるわけにはいきません。また、それに続く言葉が「たちまち」ですから「はやちたちまち」では「ち・ち・ち」と続いてしまうため、語感が悪いと感じてしまいます。
お礼
大変丁寧なご回答ありがとうございます。よくわかりました。