>法華経のお題目に記されている⇒『御本尊』の曼荼羅の事でしょうか?
>中央「南妙法蓮華経」のまわりに⇒主題の『南無妙法蓮華経』の事でしょうか?
>記されている、文字⇒周りに書いてある文字の事ですね。
以上の事を確認した上で回答いたします。
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・先ず、御本尊中央には法華経の首題である『南無妙法蓮華経』と書かれています。これは、お分かりだと思います。そしてこれが「法本尊」をあらわします。
・そしてその下に『日蓮』と書かれています。御本尊を文字として世の中に表した宗祖:日蓮大聖人の事ですが「人本尊」をあらわします。
・御本尊の四隅には、仏法を護持する持国天王(右上)、増長天王(左上)、広目天王(右下)、多聞天王(左下)の四天王の名が記載されています。
・上段主題の右脇には、多宝如来、左脇には釈迦牟尼仏(釈尊の事)が書かれ、多宝如来の右脇には上行菩薩、無辺行菩薩、釈迦牟尼仏の左脇には浄行菩薩、安立行菩薩の四菩薩が書かれています。
そしてその右肩には、「若脳乱者頭破七分」とあり罰をあらわます。
その左肩には、「若有供養者福過十号」とあり利益をあらわします。
・中段右側右端より、大日天王、第六天魔王、大梵天王、舎利弗尊者、薬王菩薩、文殊師利菩薩。
その下に、提婆達多、阿修羅王、○輪陀王、鬼子母神が書かれています。
左側右端より、普賢菩薩、弥勒菩薩、迦葉尊者、大月天王、大明星天王とあります。
その下に、十羅刹女、阿闍世王、竜王とあります。
・下段右側右端より、天台大師、竜樹菩薩。
左側右端より、妙楽大師、伝教大師。
・そしてその右下に天照大神
左下に八幡大菩薩と書かれていて、
最下位左隅にその御本尊を書写した、時の日蓮正宗座主の法名が書かれています。
※御本尊、書写された時代によっては、配置や書かれている菩薩が異なる場合があるようです。また、名前の上には「南無」と書かれているものもあります。
※御本尊については、「日女御前御返事(別名:御本尊相ミョウ抄)」を参考にしていただけると良いかと思います。
※上記に登場する仏菩薩等の詳しい内容については、御書辞典等で調べてください。
お礼
ありがとうございます。 大変、解りやすく勉強になりました。法華経のお題目では無く、日蓮宗のお題目だったのですね、ありがとうございます。