特許出願については認可する価値があるものなのかどうかの審査を特許庁の審査官が(有料で)してくれるんですけど、実用新案登録出願って審査がないんですよね。つまり、出願してお金さえ払えば、全く価値のないものでも登録されてしまうんです。だから、(全く無意味なことなんですけど)たとえばtekondoさんご本人がもう一度全く同じ内容について実用新案登録出願をしても、たぶん再び登録されてしまいます。と言うことは、他人が同じ考案に係る実用新案登録出願をすると、やっぱり登録されてしまうんです。
つまり、登録されたからと言って、それが新規のものであるというお墨付きがもらえたということではないんです。言い換えれば、tekondoさんが取得した実用新案登録に係る考案についても、それより前にすでに他人が全く同じ特許出願や実用新案登録出願をしていた可能性、つまり、当業者にはとっくに知られていた技術だったという可能性だってあるんです。
実用新案登録を売り込むためには、「実用新案技術評価の請求」(実用新案法第12条)を行い、価値のあるものであることを特許庁に証明してもらい、技術評価書を相手方に送付しなければいけません。最低限それをやっていなければ、全く相手にされないでしょう。
>やはりどこかの発明会のような所に所属したほうがいいのでしょうか?
そんなことは全く無意味です。企業の関心を引けるかどうかが鍵となります。そのためには、新規性及び進歩性を有するものであるのかどうかを特許庁に証明してもらった後に売り込みをかけるだけです。それでも、その考案が市場で大して価値がないものだったら、やっぱり企業は反応しないでしょう。市場で価値があると判断されれば、その時には何らかのアクションがある可能性はあります。(逆襲に遭う可能性もあります。)