- ベストアンサー
示準化石と示相化石について
現在受験生で地学を勉強しております。 示準化石と示相化石について 時代と環境というのはわかるのですが、 しばらくたつといつもごっちゃになってしまいます。 なぜこのような漢字になるのか、 理論的に考える方法はないでしょうか? 素人質問で申し訳ないのですが、 お詳しい方教えてくださいm(_ _)m
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
地学の勉強の息抜きに,漢和辞典を引いてみるとよいと思います。 「準」は,もともと水面を意味しました(「水準」なんて言葉がありますね)。 水面は上がり下がりしますので,そこから意味が広がって,なにかの度合いを測る尺度,といった意味にもなりました(今では「水準」もこちらの意味で使うことが多いですね)。 さて,岩石にもいろいろありますが,化石が産出する地層は堆積岩です。 火成岩や変成岩では,熱や圧力でやられてしまいますから。 堆積岩は,下から上に積み上がっていきます(地層累重の法則)。 その積み重なりの,どのへんから化石が出てくるか。いいかえれば,どの時代の地層から出てくるか。 それを示す化石が「示準化石」です。 余談ですが,歴史の年表は(横書きの場合)上から下に進むのが普通ですが,地層の年代表では逆に下から上に進むように書いてあることが多いです。 これは地層累重の法則に向きを合わせているのです。 次に,示相化石の「相」には,すがた,かたち,ようす,といった意味合いがあります。 「様相」とか「人相」といった熟語を思い浮かべればいいでしょう。 その化石がまだ生きていた時代,まわりの環境(ようす)がどうだったかを教えてくれる化石。 それが示相化石です。 いかがでしょう。記憶の助けになるでしょうか。
お礼
とても参考になりました。 ありがとうございました。