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転籍のメリットデメリットとは?
- マンションを購入に伴い、本籍を新居に移すことを検討しています。結婚やマイホーム購入後に本籍を世帯主の実家に置いている人の割合や転籍のメリットデメリットについて知りたいです。
- 転籍のメリットとしては、新居の地域での空き地税の軽減や地域貢献度が高まることが挙げられます。一方で、遺産相続時には過去本籍のあった役所に出向いて戸籍を取得しなければならないデメリットがあると言われています。
- 本籍の移し方については、世帯主の実家に本籍がある場合は、家族の意見や遺産相続時のデメリットを考慮しながら慎重に判断する必要があります。転籍のメリットとデメリットを比較し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。
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こんばんは。 「転籍」については,「本籍地」というものに対する考えと,「戸籍」という制度に対する考えが人それぞれですから,答えというものがないのが悩ましいところですよね。 ですから,以下,多少の経験も交えて,私見を書かせていただきます。 ◇本籍地 ・かつては,「本籍地」は先祖代々住んでいる土地など,何らかの縁がある地名地番のところに置かれているケースが多かったですし,その影響もあり,現在でも「本籍地」はそういう所にするものだと思っておられる方も多いと思います。 ・一方,現在の戸籍制度では,本籍地はいわば戸籍の見出し,つまりインデックスの役割を果たしているに過ぎないです。 ある方の戸籍がどこにあるかを探すのに,本籍地と筆頭者の氏名で戸籍を特定しますから,インデックスというわけで,現在の戸籍制度の本籍地にはそれ以上の意味はないです。皇居など,有名な場所を本籍地にされている方が結構おられるそうですから。 ・ですから,「本籍地」をどこにするかは,「先祖代々の土地に置くものだ」と考える方から「戸籍をとるのに便利だから住所と同じにしておこう」と思う方,はたまた「折角どこにでも置けるのだから,変わったところにおいて置こう。戸籍なんてめったにとることないし」と思う方,人それぞれですから,自分が納得できる考え方で「本籍地」を決められればよいと思います。 ◇転籍 ・転籍のメリット,デメリットは,ほとんどないといってよいと思います。 ・メリットは戸籍謄本(抄本)を取るのが便利である,デメリットは相続のときに相続人が戸籍を集めるのに時間がかかるくらいだと思います。 戸籍なんて滅多に必要ないですし,相続にいたっては,一生にそんなにないですよね。これは,メリットともデメリットとも言えないようなレベルの話です。 ◇私の結論 ・戸籍なんてそんなに取る機会はないと思いますので,「本籍地」をわざわざ変える必要はないと思います。 ・今の住所に「思い入れ」があるのでしたら,移されてもよいとは思いますが,万が一,引っ越されたりすると,同じことで悩むことになります。 ・ちなみに,私が戸籍の仕事をしていたときの経験では,婚姻時に新郎新婦どちらかの本籍地と同じところを本籍地にされる方が7割程度だったと思います(大体ですが…)。 一方,まれに,住所変更をするたびに本籍も移動される方もおられましたが,さすがに「将来困りますよ」と言って差し上げるのですが,そういう方は「そのときは専門家に頼みますから」という方が多かったです。
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- teinen
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本人には,転籍によるデメリットはないですね。 戸籍謄本を必要とする時って,滅多にないでしょう。資格試験に合格して登録手続に必要とか,パスポート申請するときに,住所地と同じにしておけば取得するのが楽だとか。その程度です。郵送による戸籍謄本の取り寄せもできますので,住所地と違った所に本籍地があってもさほど不自由はしません。 ところが,相続が発生した時が面倒です。例えば,親が亡くなった時,自分が相続人であることを証明するために,生まれてから現在までの戸籍謄本を取得しなければなりません。何度も転籍していれば,手間と手数料がかかります。 私の父が亡くなり,亡父が生まれてから亡くなるまでの戸籍を揃えなければならず,手間がかかったことを母方親族に話したところ,その親族は,転居するたびに戸籍も転籍していたとのことを聞き,「貴方の子(私の従弟)が戸籍謄本・除籍謄本を集めるのに苦労するよ。」と言った覚えはありますが。 結婚すれば,新たな戸籍が編製されます。生まれた時の戸籍から分離しますので,それはやむを得ないとして。離婚したことを隠したいとか,身元を隠したいというような理由がないのであれば,本籍地を変えるのはあまりメリットがありません。 仕事上,相続人調査のために戸籍謄本の取り寄せをしておりますが,「なんで転居するたびに転籍するんだぁ!」と心の中で叫ぶことがあります。(今日も叫んでました。)手間と時間と経費がかかるので,「転籍するなぁ!」というのは私の個人的な意見です。
お礼
ご自身の経験談を交えた回答をいただきありがとうございました。 結婚した際、当時の母親の意向で今の場所に本籍を定めた経緯が今でも心に引っ掛かっていることと、 私と妻が亡くなった後に残された一人娘が戸籍を取るときに 楽な手段で取れるようにしてあげたほうがいいかなと思っているのですが、 このような話を聞くと悩みますね。 うーん、迷うなぁ・・・。
本籍が3回動き、住民票は何回も動きました。 親(故人)から贈与を受けた土地の登記簿の住所は当時親と住んでいた住所でした。売買のために登記簿上の所有者が私であることを証明する必要になったとき、親が故人のため?戸籍謄本の附票の期限切れ(たしか3年とか)で今の本籍、住民票の私と、当時の本籍、住民票の私が同一人物であると言う証明に苦慮し、結局司法書士に頼まざるを得なくなりました。 本籍地はあまり(たった3回ですが)動かすとこういうことも起こりえます。住民票の方は学生時代や引越しの度に動かさざるを得ないのですが、それと本籍を動かしたタイミングが悪いとこうなるのですね。
お礼
丁寧な回答をいただきありがとうございました。 附表に期限なんてあるのですか。 このお話、仮に本籍を出生後一度も変えていなければ このような苦労をされることもなかったということなのでしょうか?。 悪いタイミングというのが具体的にどのようなケースを指すのかが、 今ひとつわかりませんでした。
- hazu01_01
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>>転籍すると遺産相続時に過去本籍のあった役所に全て出向いて戸籍を取得しなければいけないデメリットがある。 確かにデメリットかもしれませんが、たいしたデメリットではないですね。 そこにおいておいても必ず現在本籍のある役所に全て出向いて戸籍を取得しなければいけないわけですので、遠くにある(あった)本籍地にいって戸籍を取得することには違いはありません。 今は郵送で戸籍を取り寄せることもできます。 デメリットといえば、 1 相続のとき1枚多く戸籍をとることになる。 2 自分の家系のもともとの存在していたところがわかる。 だけじゃないのかな(^^ゞ メリットは 1 一々戸籍をとるときに遠くの本籍地に戸籍をとりにいくことがなくなる。郵送を依頼することがなくなる。手続きが楽になる。 で、私の考えですが、あなたが今回購入したマンションに死ぬまで住むつもりならば転籍もよろしいと思います。これからも転居を考えているのならば、もう少し現在の本籍地においておいたほうがよいと思います。 子孫にとって、まったく親戚もいなくなったところにある本籍地ほど調べづらいものはありません。
お礼
回答いただきありがとうございました。 購入したマンションは今現在の考えでは永住するつもりです。 ただ、私も妻も長男長女ですので、親の介護の関係で転居する可能性もゼロではないです。 子どもが将来戸籍を取得しようとする時に、 今住んでいる町の役所以外に本籍があると不便ですし、 子どもにとってもわかりにくいかなぁと思いましたので。
- ddg67
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それはデメリットじゃなくて手間なだけですね(^_^; 今は本籍はどこにあってもメリットもデメリットも無いですよ 日本で一番多い本籍地は皇居ですし(^_^; うちも祖父の実家になってますが、親戚一同もう誰も住んでません、住んでた場所には電柱が立ってるぐらいですし(^_^;
お礼
ご回答いただきありがとうございました。 特に必要もないから、当面の間、本籍地は移す予定なしということなのでしょうか。 将来、移すことがあれば、それはその時のその人の判断ということなのでしょうか?。
お礼
大変参考になるご意見、ご回答をいただきありがとうございました。 なるほど、世間では私と同じような形で入籍時に本籍を決めている方が多いんですね。 妻からすれば私の姓に変わったとは言え、 私たちは母親とは別の家族なのだから本籍地も新居購入と共に新しくという思いが 少しはあるのかもしれません。 うーん、中々結論って出ませんね。 妻は 「言い方は不謹慎かもしれないけど、これから先、貴方のお母さんが遠い将来、 亡くなられる時までこの話は保留にした方が良いかも。」 と言ってくれています。 もう少し結論を先延ばしした方が良いのかな・・・・。