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「国と製薬会社を相手とした裁判」ってありますが、二正面作戦では?

素人の素朴な疑問ですいませんが気になります。薬害裁判で「国と製薬会社を相手に」というのがありますが、相手が複数だと責任の押し付け合いが始まって効率悪いのでは。最初はひとつ、それから次へ、と個別撃破したほうが効率いいように思いますがいかがでしょう。

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  • ken200707
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回答No.1

民法に以下の規定があります。 第七百十九条 (共同不法行為者の責任) 数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えたときは、各自が連帯してその損害を賠償する責任を負う。共同行為者のうちいずれの者がその損害を加えたかを知ることができないときも、同様とする。 第七百九条 (不法行為による損害賠償) 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。 薬害によって、実際に被害を与えたのが、ある薬であったとしても、それを認可したのは国となります。そうすると、国と製薬会社の不法行為となります。共同の不法行為が認められると、賠償義務は連帯するので、その全額を国又は製薬会社のいずれか一方に請求することも可能です。 多くの場合、国の財布が製薬会社のそれより大きく、かつ取りはぐれもない(会社は倒産する可能性がある)ので、全額を国に請求することができるように、共同被告とするケースが多いようです。 ただし、これらは、“共同不法行為”があったことを証明しなくてはならないので、常に利用できる方法ではありません。 また、“個別撃破”の場合は、別の法廷で裁かれるので、法廷ごとに証明を尽くす必要があります。ある法廷での判決や事実認定が自動的に他の法廷でもみとめられるとは限りません。

sales1027
質問者

お礼

どうもありがとうございます。なるほど、そういう規定があるのですね。「共同不法行為」ですか。そうすると、例えば三菱商事本社のエレベーターが不良ではさまれてケガした場合は、三菱商事とエレベーター会社を両方訴えるとか、成田空港の全日空ロビーのエスカレーターで頭を挟まれてケガした場合は、運輸省と成田空港と全日空とエスカレーター会社を訴えたほうがとりっぱぐれがない、ということになりますでしょうか。(ポイントをはずしていたらすいません。別にいちゃもんをつけるつもりもなく、純粋に思いつきです。)

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