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初代培養に関する知識

以前に黄体細胞に関することを質問させていただき、結果初代培養を行うことにしました。 ただ、ラボは株化細胞しか培養する人がいないことから、初代培養に関する知識が乏しいです。 そこで初代培養に関する知識を得たいのですが、よい本やHPをご存知ないでしょうか? isolatonの作業で疑問に思うところがあり、先生にも聞いたのですが、やはり専門でないため、あまい良い返事がありませんでした。

みんなの回答

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.5

初代培養のやり方等に関する知識と言っても、動物、組織によって全く異なります。各組織用の初代培養専用培地も売ってあるくらいですし、また、初代培養の方法を確立することが科研費の課題であったりするくらい一般的な方法がないのです。 なので、私は以前のような回答をさせていただきました。 質問者様はある実験をしたいから初代培養をするのだと思いますが(当たり前ですが)、No3様もおっしゃるように、その目的を達成するれば他の実験系と違った培養方法でもいいのです。 その目的を達成するためには、ある細胞がいる必要がある、その細胞はこういう特徴があるから、そのような特徴がある細胞を培養できるようにやってみよう、できたら実験して目的が達成される、 こういう流れでやってみてもいいのではないでしょうか。 ある目的があるから、昔の論文を引っ張ってこようと思ったはずですから、取りあえず今わかる範囲でやってみて、目的を達成できなければ、例えばそれが培養期間が短いというものならば長くするように他の論文を参考にして長くなるように改良する、とか、 最初から完璧な実験系ではなくても徐々に目的のために確立していくことは、初代培養をやる以上やっていく必要があることだと思います。 その培養系ができれば、実験がし放題なはずですので、培養系を作ること自体も重要だと思います。 私も最初はいろいろ調べて試しました。がんばってください。

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  • sevenless
  • ベストアンサー率66% (374/561)
回答No.4

主張はこの前と一貫していますよ。 培養に限らず、どんな実験でも重要なポイントとそうでないポイントがあります。慣れない実験は他人に習わないといけませんが、設備から何からその人と完全に同じにするのは一般に不可能ですから、重要でないものは手許にある物を使うというのはよくあることです。 前回のメッシュについては、回答で書いた通り、論文を少し見れば使われている素材や径がまちまちなのは明らかで、80ミクロンの金属メッシュにこだわる必要はどこにもありません。手技を教えてもらった先生が使っているならそれに合わせるのもアリでしょうが、たまたま目に付いた論文に盲目的に従うなど愚の骨頂です。論文は玉石混淆ですから、その通りにやっても結果が再現できないことなど日常茶飯事です。それでもある程度の数の論文を見渡してみれば、重要なポイントとそうでないポイントが段々見えてくるでしょう。メッシュでデブリスを除くステップはそれぞれのラボで手に入る物を使っていて問題ないことはすぐに読み取れます。一方、たとえば灌流によって細胞を集めてくるステップはほとんどの論文で共通しており、欠くべからざるステップであると推測できます。 このようにちゃんと根拠があって言っているのですよ。何でもかんでも脅かせば済むというものではありません。

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回答No.3

この前と言っていることがえらく違う専門家の方がいらっしゃいますが、それはさておき。 初代培養には一般的な方法というものがあまり確立されていません。 人から教わり経験値あげること、目的をはっきりさせること、この2つが大事だと思います。 最もいいのは、似たような実験をしているグループを調べて、論文を見ることと、もしそのグループが国内ならば自分のボスにでも頼んで教えてもらえるようにアポをとってもらうことです。 そこで実際に見せてもらって、その後もわからないことがあったりしたら相談にのってもらうというのがいいと思います。学会とかの発表者でつかまえるというのもいいかと。同じことをやっている人から実際に教わることほど経験値を上げる近道はありません。 教えてもらえるような人がいない場合は、質問者さんは何が目的なのかわかりませんが、その目的に合うような細胞が存在するような培養を、参考にできる論文があれば参考にしながら、自ら立ち上げる必要があるかもしれません。 前の回答でもあったように、目的の細部はどのような特徴がある細胞かをマーカー等で見ながら、自ら経験値を上げることが必要かもしれません。 しっかしとした目的をもち、その目的を達成するような培養系を自ら立ち上げることも必要なことです。

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  • sevenless
  • ベストアンサー率66% (374/561)
回答No.2

大体、ブタ卵巣の解剖はお分かりですか? 屠畜場などで入手するのなら、組織の取り出し自体は係りの人がやってくれるかも知れませんが、黄体細胞を培養しようとすれば、それを灌流したりする必要があるんですよ。どのような道具を使ってどこにどのようにどれくらいの速さで灌流液を流すか分かりますか?そこまで論文には書いていませんよ? その分野の人にすれば基本的な実験の一つですから、産婦人科や畜産関係などで経験のある人も多いと思います。悪いことは言いませんから経験者を見つけましょう。

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  • sevenless
  • ベストアンサー率66% (374/561)
回答No.1

実際に近い実験を行っているラボで見学することを強く勧めます。 例えば細胞をバラバラにする動作をどれくらいの強さで行うか、といったような点は培養の善し悪しを決定的に左右しますが、字で読んで分かるようなものではありません。 実際にうまく行っている方法を横で見て、分からない点はその場で尋ね、試しに自分の手で操作をやらせてもらって問題点を指摘してもらう、というプロセスが必要です。 羊土社などの細胞培養マニュアル本には初代培養の項目があるものもありますし、オンラインにも同様のものはあるでしょうが、おそらくそれだけではうまく行かないでしょう。もっと最悪なのは、自分ではうまく行ったつもりで、質の悪い培養をそのまま実験に使ってしまうケースです。これを避けるには、「うまく行っている培養」を自分の目で見て覚えるしかありません。最初にきちんと学んでおかないと年単位で時間を無駄にしますよ。

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