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伊藤忠はどうやって4000億もの負債を処理したんでしょうか?
昨日カンブリア宮殿に、ゲストとして伊藤忠の会長が出演されていました。色々な話の中、自身がかかわった一番大きな仕事の一つに4000億の負債の特損処理を挙げておられたんですが、具体的にこういった莫大な不良債権の処理というのはどのようにして進めるものなのでしょうか。 いくら財務諸表に「特別損失4000億」と記載しても、借金自体は減らない訳ですし、非常に気になりました。 素人のため質問がアバウトで申し訳ないんですが、出来るだけ詳しい話をお聞きしたいです。回答よろしくお願い致します。
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質問者が選んだベストアンサー
財務諸表を見ましたが、伊藤忠が借金を減らしたわけではないですよ。 特別損失にはいろいろ出てきますが、4000億の内訳はさまざまです。 (1)固定化営業債権の貸引の計上 (2)関連会社の整理 (3)減損損失 これらをまとめると4000億ぐらいにはなるのでしょう。 (1)について 考え方としては、過去の売上を取り消すような作業です。お金がもらえそうにないので、過去の売上をなかったことにするのです。 (2)について 関連会社に対する貸付金や営業債権などを放棄したのでしょう。 (3)について 土地や建物などの固定資産は財務諸表上、買った時の値段で計上されています。これを時価に換算しなおしたときの差額です。バブルのときに買ったものなどは値下がりしていますから損になりますね。
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- kinoman
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会社は株主のものであり、取締役は株主から経営をまかされているにすぎません。そのため経営者は経営に失敗したら、株主に対して責任を取らなくてはなりません。 大企業の社長の場合、自分が社長の間はできれば何事もなく過ごしたいというのが本音でしょう。 (1)~(3)の損失は別に現在の経営者だけの経営判断の失敗で出てしまった損失ではないのですが、その損失の責任は現在の社長が取らなければなりません。 しかも、4000億もの多額の損失を1人の社長が計上するとなると相当な覚悟が必要です。赤字に転落する可能性すらあります。過去に何か問題となる取引をしていれば、株主代表訴訟を起こされるかもしれません。 これほどのリスクを背負っても、会社を健全化することのほうが大切だと考えてがんばったのでしょうね。すばらしい自己犠牲ですね。
お礼
なるほど、責任が集中する社長という職業はは大企業ともなればある意味辛いものなのかもしれませんね。「普通は自分が社長の間は何事もなく過ごしたいと思うのは当然」と丹羽会長自身も番組内で仰っていました。 二度に渡り回答して頂きありがとうございました。大変勉強になりました。
- my3027
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ファンドに安値で売り飛ばしたり、債権者に債権放棄してもらったりしたんじゃないでしょうか?
- yonyou
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同じ番組を見ていた者です。 負債を「たんたん」と返していったというのが印象でした。 具体的には、 会長さんの給与を(たしか)ゼロにし、それを他の役員のかたや社長さん方にも減額という形で実行したしていった だったと思います。 龍さんもただ誰にも出来そうで出来ない「たんたん」とやるということに感心されたようでした。 うる覚えの記憶の回答なので、許してください。m(__;)m
お礼
回答大変ありがたいのですが、具体的な手続きやプロセスについてお聞きしたいんです。企業の不良債権処理がどういうものなのかを知りたいので・・
- mellow91
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過去の利益とぶつけて相殺したとかじゃないですか。
お礼
大変簡潔で分かりやすいご説明、ありがとうございました。んー、何かことばにすると簡単なように聞こえてしまいますね。でもこれらを行うに伴って難しい部分や弊害が少なからずあると思うのですが、どんなものが挙げられるかご教授願えませんでしょうか?よろしくお願い致します。