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BODとCODについて
上司から、BODとCODについて質問を受け、何故CODだけで計測が終わらないのか、BODだけでは何故駄目なのか?その反対のCODだけでは何故駄目なのか、と言う質問を受け、解答に非常に困っています。高いレベルでの解答と、小学生高学年にでも説明できる解答を上司は望んで居るみたいで困ってます。是非良質な解答がありましたら、教えて下さい。
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BODは生物化学的酸素要求量 で CODは化学的酸素要求量のことです。 CODは測定場所が湖沼・海域などの「水の流れがほとんどないところ」(=「停滞性水域」といいます)で測定されます。人間の生活において発生する様々な化学物質(洗剤中の窒素・りん、肥料にも入ってます)がそこに残ってしまい、太陽光線を浴びたり(「光合成」といいます)、温度の影響などで汚くなってしまいます。(「富栄養化」といいます)ですからそういう影響の原因になる化学物質を酸化分解するのに酸素はどれだけ必要になるのかを測定するのがCODです。 BODは河川で測定されます。湖沼・海域とは違い、停滞性ではないので下水合流や、工場等が無ければ、化学物質による汚染はありませんが、それ以外の微生物による汚れが気になるところです。微生物が多ければ多いほど、酸素を要求する量が高くなりますのでBODは高くなります。 以上がBODとCODの違いです。 つまり、自然な有機的な汚れと人工的な化学汚れの両方が合格しないと、安全な水とは、言えないようです。
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- kgu-2
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BODもCODも、有機物による汚染を調べるものですが、 小学生向けには、「測れない物があるから」 上司向けには、「測れない化合物があるから」 BODでは、青酸カリなど毒物が混在して、微生物が死滅すると、測定値がゼロの可能性があります。すなわち、汚水に毒性物質が含まれていると、正しい値はでません。 CODは、酸化剤による酸化反応を利用しています。逆に言えば、酸化されないもの、されにくいものは、測定値がゼロになります。例えば、オクタンなどの飽和炭化水素だと、実際にはゼロでしょうどれだけ溶解するかは知りません)。 一般的には、生活水で汚染されています。この中に含まれる炭水化物やたんぱく質は、BODでは微生物の栄養源になるので高い値になります。が、酸化剤では酸化されにくいという難点があります。特に脂質については、かって硝酸と硫酸を混ぜ、ガンガン過熱して分解を試みましたが(過マンガン酸カリより酸化力は強いハズ)、バターは分解しませんでした。 上司は、「それでは、どうすんの」と突っ込みますので、最終回答は、「両者とも欠点があるので、最近は汚染源の炭素を燃やしてCO2とし、その値のTODで表すようです」かと。 TODについては、経験がないので、ご自身で。
お礼
有り難う御座います。明日、上司に教えて頂いた、内容を良く理解して説明をしてみます。