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給料の支払方法について
勤める会社からの給料の支払方法について 疑問を感じたので質問させて頂きます。 「不況につき給料の支払方法を変えたい。」 という事を伝えられました。 内容は、 「現在支払っている給料を下げます。しかし、現在の給料との差額を社長が経営する別会社から出す。」 というものでした。 要は、厚生年金額の支払を下げたいと言う事の様です。 全く事の深意が分からない私は、「はい」と言うだけでした。 翌月に貰った給料明細と同じに仕入れ先台帳というもが 入っていました。 よく読んでみると私個人から仕入れをしているという 内容のものでした。全く寝耳に水です。 このまま私は黙っている方がいいのでしょうか。 これは、法に触れるのではないでしょうか? それとも労働省か何かに相談した方がいいのでしょうか。 また、私が罰せられると言うこともあるのでしょうか。 どうか話をお聞かせ下さい。 お願い致します。
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会社の立場に立つとなるほどうまい方法ですね。社員の給料を下げて、その分を自分が経営する会社の販売原価として損金に計上する、結果法人税は二社合わせてプラスマイナスでほとんど変わらず、給料が減った分だけ社会保険料や源泉所得税の支払額が減り、会社の負担分も自動的に減ります。社員が多いほどその効果は大きく、固定出費が大きく減ると資金繰りがとりあえずは楽になります。損金の科目の移動を給料から売上原価に露骨に振り替えなくてはなりませんが、二社にまたげば分かりにくくなるという考えなんでしょうか。 ただし違法といえば違法ですね。賃金台帳や社会保険の定時改定のときに社会保険事務所へ出す書類の不実記載、事実と異なる架空の損金計上など明るみになればペナルティが待っています。とくに源泉税は会社自体が支払うものではなく、単に社員から預かった金を右から左に払うだけという性質のものですから、公金横領にも等しい行為と見なされることもあります。また、その別会社に税務調査があれば販売利益率の変動などでばれる可能性が高いと思われます。 ただし税務調査では税金のことしか調べないし、社会保険関連法規や労働法規に触れるものがあったとしても、脱税で起訴などされない限り社会保険の手続き上の問題が表面化した事例は運用上聞いたことがありません。社会保険に関しては、社会保険事務所も調べることがありますが、やはり会計検査院の調査がいちばん強力でしょう。ちくるならそのあたりかと思います。 さて経営者からすればだれも損をしないのだからいいではないか、という言い訳が聞こえてきそうですが、実は社員は実害を被っています。例えば将来もらえるはずの厚生年金の老齢給付ですが、給付の中の報酬比例部分は届けてある数字をもとに計算され支給されます。この期間、給与が減ったことにされれば将来年金をもらうときの額が自動的に減ることになります。老齢給付に限らず、遺族給付などでも同じことが起こります。 それでは、「けしからん」といって労働基準監督署や会計検査院や税務署や社会保険事務所に内部告発していいか、というと実は別の問題がある場合もあります。このサイトで回答者に要求されるスタンスから言うと違法行為はどのような事情があれ違法行為なのでここから先は書いていいのか自信がありませんがそのつもりで読んでください。 現在、特に多くの中小企業をとりまく経済的な状況は悪化の一途をたどっています。どの会社でも資金繰りに苦慮し、ご質問のような非常手段をとるところも少なくないと聞いています。短期間で業績が上向き、過去の不正行為による国や社員に与えた損害を復旧した上で正常な状態に戻る見込みがあるのなら目をつぶってもよいという考えも成り立つでしょう。それには雇用や社員の生活を守るために他にできることについて会社は誠意を持って最大限の努力をしたのか、今回の非常手段や善後策についてそれを社員に理解してもらうための方策を十分にとったのかが、とりあえず判断の基準になるはずです。 逆に悪意の結果、このような状況がもたらされたのであれば労働基準監督署に相談に行かれてもよいかと思います。不景気という状況を利用して裏金を作ったり、気にくわない社員を首にしたりするところも中にはあるようです。ご質問の文章からはそこまでは読みとれませんので、状況をよく見極めて行動されることをお勧めします。なんと言っても自分自身の将来もかかっていることですから。 善意に基づくにせよ、悪意にせよ一つだけ共通して言えることがあります。それは、会社は下り坂を転がり始めたということです。会社の中に信頼できる上司や同僚がいるなら、お互いに知恵や持っている情報を出し合ってここに寄せられたみなさんの回答も参考にしながら、これからどうするかお決めになってはどうでしょうか。むろんその選択肢の中には転職という判断もあるという気がしています。
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- jun95
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>>よく読んでみると私個人から仕入れをしているという 仕入の中身にも寄りますが、 会社の方では、(仕入)2万円(現金)2万円というようにして、(給料)を仕入として処理しているのでしょう。中小企業の場合、最近、経営が苦しいので、外注工賃として支払いたいところが多いのです。当然、赤字でしょうから、地方税の均等割しか払っていないのでしょう。 なりふり構わずという印象を受けますが、現在の手取りがそのまま維持されているということは、まだ、いいほうだと思います。しかし、このような方法でしか、資金繰りがつかないとなると、そうとう危ないわけで、倒産した場合のことをそろそろ考えておかれるといいかもしれません。 D-moさんが、罰せられることはないと思いますが、仕入というのは、何か材料とか商品を相手の会社に渡さないといけません。そういう意味で、事情を聞かれることはあるかもしれません。
お礼
大変ありがとうございました。 繁忙期とそうでない時の差が激しいので そう言うことをしないとやっていけないのは 分かるのですが、 私にも将来はありますし、色々、考えます。 次の事も考えつつ頑張ります。 ありがとうございました。
お礼
時間を裂いて頂きありがとうございました。 年金の事は本当に遺憾です。 人の将来を何だと思っているのでしょう。 来年、の3、4月頃までとう当初の話でしたので その頃までに自分の方向性を決めていきたいと 思っています。 労働基準監督署の方には取りあえずは相談に行きませんが、 ダメなところはダメ、潰れるものは潰れる、遅かれ早かれ、 と言う冷めた気持ちで自分の事を考えていきたいと思います。 大変ありがとうございました。 ただ、もう一つ気にかかる事があります。 その当初の話の席には社会保険労務士も 同席していたのですが、その方の助言だったのでしょうか? そうだとしたら・・・