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logの分散?
確率密度関数f(x)がf(x)=0(x<1)、f(x)=c/x^2(1<=x)の時の話なんですが 確率密度関数の性質からc=1とでたので f(x)=1/x^2(1<=x)が言えると思います。 ここで期待値を求めたいのですが ∫x・(1/x^2)dxと置いて計算すればいいと思うのですが、(∫の範囲は1~∞です) これを積分すると[logx](範囲は1~∞)なので答えはlog∞になってしまうのですが、おかしい気がしてなりません。 何か考え方、または解き方が間違えてると思うのですが 正しい解き方をご教授していただきたいです。 宜しくお願いします。
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>何か考え方、または解き方が間違えてると思うのですが 間違っていません。正しいと思います。 #確率密度関数がf(x)=0(x<1)、f(x)=1/x^2(1<=x) #で与えられる確率分布の平均値、分散値は存在しない。 と解釈して良いと思います。 このような分布の例としては、 確率密度関数がg(x)=1/{π(x^2+1)}[-∞<x<∞] で与えられる、有名なCauchy分布があります。 この場合も ∫[-∞,∞]g(x)dx=(1/π)∫[-∞,∞]{1/(x^2+1)}dx=1 ですが、 ∫[-∞,∞]xg(x)dx=(1/π)∫[-∞,∞]{x/(x^2+1)}dx→存在しない ∫[-∞,∞]x^2g(x)dx=(1/π)∫[-∞,∞]{x^2/(x^2+1)}dx→存在しない よって、平均値・分散値が存在しない。 最近、 このような平均値・分散値が存在しない確率分布の一つである“ベキ分布”に ある種の経済法則が従っている、と、研究を進めている人もおられるそうです。 “経済物理学”という耳慣れない分野が新書版で紹介されるていますので、 立ち読みして下さい。
お礼
なるほど。。。 丁寧が解説有難うございます。 経済物理学とは初耳です。 近々書店に行くので見てみたいと思います。 有難うございました。