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留守がいない理由

「留守」の漢字を文字通りに考えれば「とどまりまもる」ということになると思います。 これは「在宅」ということで、留守の意味(不在)と逆になります。 なぜ、留守が不在(いない)なのですか?

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noname#52014
noname#52014
回答No.4

日本語タミル語起源説で有名な大野晋先生は、日本語相談の中で、次のように変わって行ったと解説しています。 【昔】 「留守」:天子が遠征するとき、都に留まって守る役目 【切支丹時代(室町時代末期)の日葡辞書】  (1)「rusu uo suru (留守をする)」:他の人の不在中、家に残っていて番をする。  (2)「rusu naru, rusu dearu(留守なる、留守である)」:よそへ出ている、あるいは不在である。  (3)「ルスモリすなわちルスノバン(留守守すなわち留守の番):家を守って、あるいは番をして残っている人。 先生は(1)→(3)(2)となって「不在である」の意味に変わっていったと説明しています。 「留守守」は守が二つあってヘンな言葉です。留守の本来の意味を知らない人の間に広まった言葉です。この時点で留守が不在になっているようです(★ここが大事なところです)。 以上のようなことで、留守=不在が 一般大衆(文字を知らない人も多い)の間で広まって行き、現在はそれが普通になっています。 ま、言葉というものは、その本当の意味や使い方を知らない人が変えて行ってしまうのだと思います。 いつの時代でも「若者言葉」のような文法用法破りが出てきて、それが定着したりします。 言葉の世界の大原則は 【その時点の文法に照らし間違っていたとしても、その言い方を使う人が増えれば、言語体系の中に組み込まれ、社会的に承認されて行く】 です。 言葉は皆が【堂々と文法用法破りをしながら変化】して行きます。 以上の説明で「番」の意味もおわかりになったと思います。では(^.^;。

noname#51386
質問者

お礼

詳しいご解説ありがとうございます。 「留守守」ですか。 よくわかりました。

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その他の回答 (3)

noname#57571
noname#57571
回答No.3

留守という言葉自体の意味はいいとして、問題は表現の方ですね。 当日不在だった人が 「いやあ、先日は留守しちゃってスンマセン♪」 と言うと、何だか変ですよね。 「何ぃ、“留守してた”だと? じゃあ居留守だったのかよ!?」 とか言いたくなったり‥ (笑) まあ、他の方の回答にもあるように、現代では不在と同義と解釈すればいいのですが、そうなると「留守番」との整合性がなくなります。 赳夫: おい康夫、俺が留守する間留守番を頼むぞ。 康夫: お父さんが留守するのなら、ボクが留守番する必要ないでしょ? あまり深く考えない方がよさそうな気がします ( ^^;

noname#51386
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

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noname#104909
noname#104909
回答No.2

主人や家人などの外出中、その家を守ること。るすい。 「隣に―を頼む」 今では他人に留守をお願いすることはなくなり戸締りをして外出を するので外出そのものを「留守」名詞として使っています。

noname#51386
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

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  • aya109
  • ベストアンサー率33% (20/59)
回答No.1

おはようございます。 不在の意味で使われることが多いですが、第一の意味としては 家人や主人が不在の時に、その家に留まり守ること が留守の意味です。 それがだんだん、家にだれもいないことになったのでは?

noname#51386
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「それがだんだん」でしょうね。

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