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生物の定義???
シェーンハイマー「生命とは代謝の持続的な変化であり、この変化こそが生命の真の姿だ」と言ったらしいですが、これは表現出来ているのでしょうか?単細胞生物とかも代謝しているのでしょうか?代謝していない生物はいないって事ですよね???
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- htms42
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いきなりウィルスに話が飛んでいます。 ウィルスは生物と無生物の境界にあるあいまいな存在です。 しかし、質問文の中に >単細胞生物とかも代謝しているのでしょうか? という文章があります。 まず普通の意味での生物の定義、特徴をきちんと押さえることが必要なのではないでしょうか。 トピックスに流されずにまず典型を押さえる、その上で典型の満たすべき条件と何が違っているのかを考えるという事になります。 代謝だけが生命の要件ではないと思います。どのレベルでの話であるかによっても基準は変わってくるでしょう。 生物の基本的な定義を抜きにして >無機結晶だって見方によっては代謝しているといえます という文章を見ると生物と無生物の境界を無機結晶まで持っていくというおかしなイメージを持ってしまう可能性も考えられます。 生物の教科書にはたいてい、生物とはどういうものかの基本的な考え方は載っています。 「代謝とは何か」についても調べてください。 細胞生物の位置づけも調べてください。 普通の生物の条件を欠いているが生物的な特徴も持っているという存在をどう取り扱うかはその後の問題だと思います。 シェーンハイマーが「身体構成成分の動的な状態」についての研究を行っていたのは1930年代の後半です。 スタンレーがタバコモザイクウイルスの結晶化に成功したのは1935年です。シェーンハイマーの問題意識の中にはウィルスはないだろうと思います。普通の意味での生物について代謝の意義を強調して表現しているのです。放射性同位体をトレーサーにして代謝を研究したということで有名ですが生物と非生物の境界を決めるものは何かという問題意識はなかったと思います。筋肉、臓器、骨格、・・・の身体構成組織の全てにおいて物質循環が起こっているということを示したのですからそれまでの代謝のイメージを一新したのです。栄養をエンジンに供給するガソリンに例えるようなイメージがいまでも通用しています。でも彼が主張したのは栄養が臓器自体を作り変えていく材料にもなっているということですからガソリンが燃料でもあり、エンジンを作り変えていく素材でもあるということです。違いが分かると思います。 多分福島伸一氏の本を読んでこういう質問が出てきているのだと思います。シェーンハイマーとウイルスを結びつけて話をしているのは福島氏です。 福島氏についての解説を検索して読むと「『動的平衡』という概念を初めて導入した」と書いてあるものがありました。でも私が「動的平衡」という言葉を聴いたのはもう30年以上前のことです。非平衡熱力学、逸散構造の理論でプリゴジンが1977年にノーベル賞を貰いました。この当時には既に生命と動態平衡の関係の話は十分にいきわたっていました。熱力学の第二法則(エントロピー増大の法則)に反するように見える生命の存在を説明するための考え方です。
- mtnlnd
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ウイキ によると生物と非生物の定義はされていないとの事です ウィルス内に核酸はあり 非生物と生物の特徴を併せ持つ 参考URLはウイキです キイーワード ウィルス 核酸 でした
- debukuro
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無機結晶だって見方によっては代謝しているといえます アシモフ博士は 生物の本質は核酸にある と述べておられます 核酸は生物それも細胞核の中にしか見つかっていないそうです つまり核酸は生物特有の化合物といえるのです 私たち地球人は地球形の生物しか知らないので生物の定義を限定しているのではないか とも述べておられます
補足
ウィルスに核酸はあるのかな~~??
>単細胞生物とかも代謝しているのでしょうか… 立派にしています。 問題は「ウィルス」は生物か?というところにあります。 異常プリオンは蛋白質でしかありません、単に正常プリオンを「触媒的に」自分と同じ「異常型」に変えるだけです。 しかしウィルスは生物の代謝系を乗っ取って自分のRNA(時にDNA)を作らせ、自分の体組織蛋白を作らせ、繁殖します。 これを代謝と呼べるでしょうか?
補足
NO1さんは、ウィルスは生物だと考えますか? もちろんブルース ウィルスは生物です^^
お礼
分かりました。ありがとうございました。教科書も見直したいと思います。