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原子価結合法における結合の取扱いについて
σ結合π結合という概念が原子価結合法に由来するものなのか分子軌道法によるものなのかがわかりません。 σ結合π結合は、原子価結合法しか提唱されていなかった時点(分子軌道法が存在しない時代)にすでに提唱されていたのでしょうか? たとえばエチレンについてです。混成軌道の概念を用いれば、エチレン分子の形に関しては説明することができます。 しかしσ結合π結合の話を用いないと、多重度の差による性質の違いを説明することができません。 sp2混成軌道による結合とπ電子による結合による性質の違い、それを原子価結合法でどのように説明していたのでしょうか?
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noname#160321
回答No.1
>多重度の差による性質の違いを説明することができません。 三員環も開裂し易いです。ですので、無理遣り二つの結合がまとまっていると考えました。 つまり正四面体の稜を共有すると考えるわけです。これならE-、Z-の立体異性体も説明できます。 三重結合では正四面体の面を共有するとします。そうすれば-C≡C-が直線になることが説明できます。 いずれの結合も屈曲した結合になると考えられるので、それを解消するために付加反応などがおこると考えます。