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マイクロファイナンスについて

マイクロファイナンスを行っている比較的小さな機関が、大手金融機関の失敗している先進国への融資に成功するケースの要因は何なのでしょう? 知識の豊富な方、お力を貸していただけると嬉しいです。

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回答No.1

「先進国への融資に成功するケース」とはどのようなケースかよくわかりませんが、マイクロファイナンスについては大手金融機関が通常考える物的な担保や信用力に頼ることができません。貧困層に対する融資が中心となるため人的な担保に頼らざるを得ませんが通常の借入のような資産に裏打ちされた人的な担保ではなく、つまり個々人の枠の中での連帯保証ではなく第三者同士の連帯保証であることにより返済財源の確保よりも簡単に言うと「返さないとマズい」状況をつくることにより返済に対する義務感を生じさせるということにより返済率を確保します。マイクロファイナンスの主な市場は貧困層の多い後進国ですが先進国の中でも民族的・宗教的・産業構造的に結束力の強いコミュニティにおいては有効であると考えられます。ただリスク分散のためにも「少額融資」が前提となります。 日本の一般の市中金融機関においても統計資料があるわけではありませんが都市部の人に比べ所謂田舎の人達の方が所得や担保価値においては都市部の人に比べ劣る中で返済に対する義務感は強いように思われます。風評・噂で自分自身だけでなく親戚・縁者に迷惑をかける、また親戚・縁者の方も世間体が悪いということでなんとか援助する傾向にあります。 日本においても第二地銀や信金・信組がマイクロファイナンスとも言える頼母子講や無尽を創業の起源としているところもあるくらいですので特に特殊な金融手法と考える必要もないと思います。

ryusan827
質問者

補足

そういった仕組みになっていたんですね! よく理解できました。ありがとうございます!!

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