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X線回折。ブラッドの条件について
テキストの問題でわからないところがあります。 「θを解説書くとすると計数管が()θのときに、ブラッグの条件を満たす散乱X線(レーリー散乱)は()して強め合い、この強度を()という。また・・・・・」 という問題の、最後の()がわかりません。 回折強度or散乱強度のどっちでしょうか?
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回答No.1
どっちでもいいと思うのですけど、どちらか選べといわれたら回折強度でしょうね。 (1) 結晶に『入射』したX線が、個々の原子により『散乱』される。 (2) 個々の原子により散乱された散乱X線が互いに『干渉』して、『回折』X線を生じる。 (3) 強い回折線の現われる方向は、ブラッグの条件で決まる。 (4) ブラッグの条件は、等間隔で並んだ格子面からの『反射』波の干渉により回折が起こる、と考えれば簡単に導出することができる。 個々の原子に散乱された散乱X線の強度が散乱強度、これが干渉して生じた回折X線の強度が回折強度になります。ですから、どちらか選べといわれたら問題の答えは回折強度になります。 ですけど、(4)で述べたことにより、回折強度を反射強度と呼ぶことも多いです。また、回折強度のことを散乱強度と呼んでいる教科書も多いです(たとえばキッテル固体物理学入門)。どっちでもいいだろ、と私が思うのはそのためなんですけど、試験問題ですと、模範解答以外は×になる可能性もあるので、試験用の教科書で確認してみて下さい。