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原始n乗根の和をf(n)
高木貞治 初等整数論に Fn(x):1の原始n乗根のみを根とする方程式 問題:Fn(x)の第2項の係数は-μ(n)に等しい これはほぼ理解できるのですが 解のプロセスの中で、原始n乗根の和をf(n)とすれば、、x^n-1=0から d|n Σf(d)=1(n=1のとき) d|n Σf(d)=0(n>1のとき) ←これがいまひとつよくわかりません。 よろしくお願いします。 ----------------------------------- 原始n乗根;n乗して始めて1になる数
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少なくとも, それなりには理解できると思うんだけどなぁ.... 「ω^k を k = 1~n まで足した和」なんだけど.... その前までは理解できてますか? ちなみにいうと, 本質的には P(d; n) = { x | x は 1以上 n以下の整数で n との最大公約数が n/d } に対して { P(d; n) | d|n } が { 1, ... , n } の分割であることの証明です. Euler 関数に関する和も, 基本的にはこれと同じ証明ですよね?
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- Tacosan
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別法: f(d) が Moebius 関数であることを証明する. Moebius 関数に関するこの和が 0 になることは簡単に証明できるでしょう.
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
あ~, やっぱり大雑把すぎましたね. まあ, あれでわかるくらいならノーヒントで答えができそうな気もしますが. で証明の概略: n = 1 のときは当然なので n > 1 と仮定します. ωを 1 の原始 n乗根 (の 1つ) とします. このとき, 次の性質が成り立ちます: 整数 k に対し ω^k が 1 の原始 d乗根 if and only if (k, n) = n/d. ということで, 元の和は Σ(d|n) f(d) = Σ(d|n) Σ(k: (k, n) = n/d) ω^k となるわけですが, この右辺は実は Σ(k: 1→n) ω^k と等しくなります (確認してみてください). この値は 0 ですから, 元の和も 0 となります. やってることは, Euler 関数 Φ(n) (n 以下の正整数で n と互いに素なものの個数) に対し Σ(d|n) Φ(n/d) = n が成り立つことの証明を拡張しているだけです. なお, 「原始 n乗根を全て足すと 0」というのは (少なくとも字面は) おかしいです. n = 6 のときを考えると, 原始 6乗根は 2個しかなく, その和は正確に 1 となります.
補足
Σ(k: 1→n) ω^k これはなんでしょうか。 ますますわかりません。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
1 の原始 n乗根を使って f(d) をばらせばわりと簡単にわかるはず.
補足
もう少し具体的にいってもらいたのですが、 私なりには、原始n乗根をすべてたせば、点(1、0)を通る正n角形の頂点をベクトルの足し算的に足せば0なので0と思っているんですが、それではおかしいでしょうか。
補足
ω^k を k = 1~n まで足した和」 失礼極限だと思ってました。