- ベストアンサー
なぜ風邪は“ひく”なのか?
「風邪になる」とか「風邪にかかる」という言い方がないわけではないのかもしれませんが,圧倒的に多い表現は「風邪をひく」だと思います。どうして風邪に関しては「ひく」という動詞を用いるのでしょうか?ほかにも「ひく」病気はありますか?それとも風邪は“病気ではない”という解釈なのでしょうか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
確かに、「天然痘を引く」、「コレラを引く」という表現は聞いたことがありません。不思議ですね ( ^^ 少し調べたら、風邪を引くの「引く」は、吸いこむという意味だと説明しているサイトがありました。他の病気は多くが食べ物や水、また病気に感染した人との接触などで感染しますが、風邪はそれ等と違って空気から直に感染するために、「引く(吸う)」と表現されるようになったのかも知れませんね。 でも、それじゃ結核は‥? ( ^^;
その他の回答 (3)
> それに対して結核という病気は「結核菌」という菌が見つかって初めて命名される病気でしょうから‥ 結核菌は19世紀後半コッホにより発見されましたが、結核自体は当然それ以前からあったわけです(明治時代になるまで「労咳」(ろうがい)と呼ばれていました)。細菌の存在など知られていなかった時代、風邪が「引く」なら、初期症状が風邪と類似するこの病気も「労咳を引く」と言われていた筈じゃないのかな‥? というのが、「でも、それじゃ結核は‥?」の意味です。 まあ、細菌が原因と判明した時点で表現を改めたのかもしれませんが、それならば風邪だってウィルスが原因と判ったのだから、もう「引く」は止めにしていいのじゃないかなぁ‥ ( ^^;
補足
興味深い情報をありがとうございます。 <m(_ _)m>
- azuki24
- ベストアンサー率49% (907/1826)
風邪を「引き込む」という意味ですね。自動詞の「引く」ではなく、他動詞の「引く」。 「風邪にかかる」「風邪に冒される」もふつうに言います。 ほかに、引いて嬉しくないものといえば「貧乏くじ」とか。 『広辞苑』 ひ・く【引く・曳く・牽く】 《他五》 [1] 糸・紐などのはしを手で取り出して自分の方へ寄せる。 (1)~(11) <略> (12) ひきこむ。風邪にかかる。 ひき‐こ・む【引き込む】 [一]《他五》 (1) 引いて中に入れる。 (2) 仲間にさそい入れる。また、人の心を引き寄せる。「悪事に―・む」「思わず話に―・まれる」 (3) 感冒におかされる。「かぜを―・む」
補足
早速の情報をありがとうございます。目に見えない何かが体内に入り込んで具合が悪くなるという考えから生まれ表現というわけですね。 くじに関してはいいものも悪いものも「ひく」でしょうかね。
この場合の「ひく」とは、自分の体の中に入れるということです。
補足
早速の情報をありがとうございます。目に見えない何かが体内に入り込んで具合が悪くなるという考えから生まれ表現というわけですね。 でも,「淋病をひく」とか「結核をひく」,「毒をひく」という表現がないのに,風邪だけがそのような言い方をするのはなぜなんでしょうね?
補足
これは非常に納得のいく説明です。ありがとうございます。得体の知れない風を引き込んでしまったために発症する病気と考えられていたために「ひく」という動詞が用いられているんですね。それに対して結核という病気は「結核菌」という菌が見つかって初めて命名される病気でしょうから未知の何かを「ひく」というようには言い表わさないんでしょうね。よい情報に感謝いたします。