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「カルノア液」について教えてください
実験でカルノア液ではなく酢酸を使ったのですが何か違いがあるのでしょうか?
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- tatoo
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回答No.1
違いは、 組成的に言えば、カルノア固定液は 100%エタノール:クロロホルム:酢酸 =6:3:1 の溶液です。若干比率が違う場合もありますが、 液の3つの液を混ぜてつくるものです。 一般的に、アルコール・クロロフォルム系の固定液は強力な脱水と脂質溶解によってタンパク質を凝固させて方定します。酸にもタンパク質凝固作用があり、固定に用います。 固定液の性質としての違いは、カルノア液にはエタノールと クロロホルムが入っていますので強力な脱水力による凝固で 組織外に溶出するような水溶性の物質の保存に優れています。 質問者さんはおそらく固定をやられたのだと思いますが、 固定にはいろいろな固定液を目的別に使用します。 細かく何をやったのかわかりませんが、 カルノア液でなくても酢酸の方が簡単で事足りたのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。実験とはニンニクの体細胞分裂の観察です。