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緩衝液について
酢酸緩衝液45mlと塩酸5mlを混ぜてph測定したら4.50 水45mlと塩酸5mlを混ぜてph測定すると1.88 酢酸緩衝液と水の違いでなぜこんなにph測定値が違うのですか? 詳しく教えて下さい。
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- htms42
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測定が1つ抜けています。 まず測っておくことは 塩酸を加えていない状態での「酢酸緩衝液」と「水」のpHです。 いきなり塩酸の入った溶液でpHを測って「pHが異なるのはなぜか」と言っても意味がありません。 溶液の成分が異なるのですから異なるpHの値が得られても当たり前だということになります。 緩衝液の働きが知りたいのであれば (1)水のpH、(水+塩酸)のpH (2)酢酸緩衝液のpH,(酢酸緩衝液+塩酸)のpH それぞれでのpHの変化量を比べることで緩衝液の働きが分かるのです。
- Saturn5
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それが緩衝液の作用です、と言ってしまえばそれまでですが... 基本的な考え方はNo.2の解答者様の書いてあるとおりです。 酢酸緩衝液とは酢酸ナトリウムと酢酸の混合液で、水溶液中では 以下のような電離平衡を保っています。 CH3COONA ←→ Na+ + CH3COO- …(1) CH3COOH ←→ H+ + CH3COO- …(2) このとき、(1)式はNaの強い電離作用で平衡はほぼ右側にあり、(2)式は 酢酸イオンの弱い電離作用とCH3COO-イオンが多いことによって 平衡はほぼ左側にあります。 ここに酸を加えると(1)式によりCH3COO-イオンが多量にあるので、 以下の式でH+が消えます。 CH3COO- + H+ → CH3COOH また、塩基を加えると(2)式により、CH3COOHが多量にあるので、 以下の式でOH-が消えます。 CH3COOH + OH- → CH3COO- + H2O
- gohtraw
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酢酸緩衝液のなかでは酢酸の解離平衡が成り立っていて、塩酸などを加えて水素イオン濃度が上がると CH3COOH ⇔ CH3COO- + H+ の平衡が左に、つまり水素イオンを減らす側に動くためです。
- nious
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そんなにpHの差が生じるのは、 実を云うと、 純水の緩衝能(緩衝作用)が最小だからさ。