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床固定式クレーンの転倒モーメントと実際の取り付け工事内容との検証方法が分かりません。
職場に床固定式ジブクレーンを設置しました。 以下の工事条件で大丈夫なのか検証しなくてはならない羽目になってしまい、困っています。 カタログ値でクレーンの転倒モーメント2,250Kgf.mとなっています。 アンカーボルトはカプセルサイズのM16で(引張強度は1本あたり9,810Kgとなっています。□500mmの中で計8本を使い固定しています。 基礎のコンクリートの鉄筋とか厚さは確認できOKです。 当方全くこの手の計算とかは苦手です。 詳しい方に教えて頂きたく。 宜しくお願い致します。
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- kinco
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gotouさんこんにちは 8本のアンカーボルトによる固定力が転倒モーメントに耐えうるか検討することにします。 8本のうち3本は支点とみなすため、計算上は5本分の実力を調べます。 モーメントアームを算出します 3(本)x0.5(m)+ 2(本)x0.25(m)= 2(本*m)---(1) ⇒言い換えると支点から1mの距離に2本アンカーがあるのと同等です 力のモーメントを算出します 2(本*m)* 9810(kgf/本)= 19620(kgf*m)---(2) 19620>2250 なのでアンカーボルトの固定力は転倒モーメントに耐えうることになります。 安全率は19620/2250=8.72なので十分安全で、問題ありません。 計算上は □500mmを計4本でもokなのですが、 吊荷重の安全率の5(と記憶しています)をキープするためにはやや不足することになります。 予断ですが、カプセルサイズのアンカーボルトとは後施工ケミカルアンカーだとすると、穴あけ後のコンクリートの粉は十分に除去しないと9810kgfの強度はでませんので要注意です。 ケミカルアンカーの品質強度は“施工”に左右されやすいので嫌う設計者は少なくないのも事実です。 強度は落ちても品質強度のバラツキの少ないメカニカルアンカーの選択も視野に入れたらよいかと思います。 kinco
お礼
kinko様 ありがとうございます。 まさに今日報告日だったのでこんなに早く回答頂き、大変助かりました。 とにかく感謝です。