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有機構造解析について
大学の授業で有機構造解析を勉強しています。IR、NMR、MS、などのグラフが出されて化合物の構造をきめなければいけないのですが、さっぱり分りません・・・・これらのグラフのどこを見て考えれば良いのでしょうか?なにか構造を決める時にポイントや手順などがあれば、教えて下さい。宜しくお願いします。
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noname#160321
回答No.2
1.MSは分子イオンピークM+が一番役に立ちます。高分解能MS(ミリマス)では分子組成式がそのまま得られます。 その次に100%ピーク(M+と同じでない場合)が安定なフラクションですのでこれから構造の一部を推定します。残りから安定な各部分の構造を決定できます。 2.1Hnmr(pmr)専ら水素数を表すピーク面積と、隣接する炭素上の水素数を教えてくれるピーク数(singlet、doublet、triplet、quintet、…)そして化学シフト値でおおよその電気陰性置換基との隣接を知ります。 3.13Cnmr(13Cmr)化学シフト値が線形計算で求められるので1Hと見比べ、出来ればC-Hの二次元nmrを測定して精密度を向上させます。 4.IR、かつてはこれしか方法が無いものが多かったので、昔は必至に解析しようとしましたが、現在はHの種類、C=Oの位置、三重結合や=C=のような特殊な吸収を中心に見ます。その他は「指紋領域」での一致をもっぱら同定のために使います。
noname#69788
回答No.1
IRは官能基、NMRは水素や炭素、MSは部分的な構造をしらべます。 参考書 有機化合物のスペクトルによる同定法 同演習編