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腹筋&背筋
今ふと思ったんですが、腹筋をしているときは背筋はあんましと言うか全然使われていないような気がするんですが、背筋のときは腹筋も少しは使われているのでしょうか?
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40代。男性。ウエイトトレーニング歴7年。 ●腹筋運動(シットアップ)の時に背筋(脊柱起立筋)も使われていますし、背筋運動(バックエクステンション)の時に腹筋(腹直筋)も使われています。 ■腹筋(腹直筋)と背筋(脊柱起立筋)のような関係を、【拮抗筋(きっこうきん)】といいます。 関節の表と裏、この場合は骨盤と脊椎の表と裏で互いに拮抗(お互いに動作が対立する)する筋肉だからです。 【腹直筋】 :恥骨(骨盤)から始まり、肋骨に着く筋肉。収縮すると骨盤を引き上げたり、脊柱を前方に曲げる。 【脊柱起立筋】:腸肋筋、最長筋、棘筋をの3つの筋肉をまとめて呼ぶ時の言い方。仙骨(骨盤)、脊椎、肋骨に着く。収縮すると脊柱を後方に反らす。 腹筋運動(シットアップ)、背筋運動(バックエクステンション)で、上げ下ろしする時は「スピード調整」「位置決め」「停止」などの動作過程が入ります。 これらの時に、互いに拮抗する筋肉を調整しながら動作を行います。 そのため、両方の筋肉が使われます。 ■トレーニングでは、鍛えようとする筋肉を【主動筋】と呼びます。 その他、動作を補助する筋肉を【補助筋】と呼びます。 拮抗筋の関係であっても、どちらかを【主動筋】として選び、負荷をかけますので、そちら側のトレーニング(鍛える)になります。 ■空気イスなどのアイソメトリック運動では、拮抗筋がバランスを取り合って緊張状態を保ちます。 アイソメトリック:アイソメトリック(等尺性筋活動)とは、筋肉の長さが変化しないで力を発揮する形態です。 空気イス :イスがあると仮定して、座る状態を保持する運動です。大腿4頭筋(モモ前)、大腿2頭筋(モモ後ろ)の拮抗筋のトレーニングになります。