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劣後債務について
劣後債務について教えてください。 銀行との不良債権処理の方法のうち デットデットスワップ(DDS)という処理をすることにより 銀行借入等の一部の返済を後回しにすることができ、 更には、そのスワップした部分は資本としてみなしてくれる為 新たな借入がしやすくなるという、夢のような話を聞きました。 質問はこれの応用型で社長や同族の借入をDDSすることにより 計算上では同族借入を資本金としてみなしてくれることが どうやらできるらしいとのところまでたどり着きました。 もし、この処理をする場合、会計処理はどうなるのでしょうか? 負債の科目はどうなりますか? 劣後借入金? 全く持って自信が無いのでこの時点ですでに大きな間違いが あるのかもしれませんがよろしくお願いします。
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DDSとは、自己資本過少な中小企業に対して、根雪的に固定している金融債務を「自己資本」と見なすことにより、金融機関側から見た「債務者区分」をランクアップ(要注意先の中の要管理先⇒その他要注意先)させる方法で、金融庁が新たな融資手法としてリレーションシップバンキングのアクションプログラムにより指導しています。 DDSは金融機関が認めてくれることが前提です。金融機関サイドはDDS化した貸出に対して100%引当しなければなりせんので、決して歓迎することはない筈です。あなたの会社にとってもDDS化された部分に対して金利引上げがなされることが通常ですので、結果コストアップにつながります。ましてや、新たな借入がしやすくなる訳ではないというのが実情です。 金融機関は社長や同族からの借入を実質債務と見なさず、貸出審査においては自己資本として見ています。金融検査マニュアルにおいても同様の記載があるため、審査上、この考え方はセオリーとなっています。 質問の答えですが、DDSは金融機関の手法であり、代表者勘定や個人貸付は対象になりません。もともと債務として見ていませんので、DDSやDES(実際に負債を資本に繰入れる)処理をしても金融機関が審査するうえでの見方は不変です。会計処理はたとえDDSを実行しても勘定科目は負債のままですので不変です。
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- yukim729
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貸付金残高を資本金とみなすのは、銀行の側の処理であり、債務者にとっては単に返済条件が変更されたに過ぎません。 したがって、債務者としては特段の処理を必要としません。敢えて区分する分には自由ですが。
お礼
DDSは銀行主導の債権処理のようで、 どうやら区分は必要なさそうですね。 有難うございます。 勉強になりました。
お礼
明確な回答有難うございます。 非常にスッキリしました。 噂話を聞いた為、調べるのに苦労していました。