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なぜ単なる「塩酸」ではなく「うすい塩酸」を使うのか?
中学生に質問されて困っております。 どなたか、わかる方おられましたら、教えてください。 中学校の実験などで、よく「うすい塩酸」なるものがでてきます(例えば、石灰石とうすい塩酸で二酸化炭素が発生するとか、亜鉛とうすい塩酸で水素が発生するとか)が、あれは何故「うすい」という表記が常についているのですか?濃い塩酸ではダメなのですか?濃度が違うと、異なる反応になってしまって、目的とする反応が得られないのでしょうか?あるいは、濃い塩酸だと危険極まりないから? 付け加えて、濃いとかうすいとか、どのように定義されているのでしょうか?そちらもわかればお願いします。 わからなくて困っています。どなたか助けてください。
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仰るとおり、「危ないから」です。 濃い塩酸とうすい塩酸では反応は変わりませんが速度(激しさ)が変わります。試薬として市販されている「塩酸」は35~37%程度の濃塩酸です。濃塩酸は塩化水素ガス(有毒)を放ちますし皮膚に付くとやけどを起こす事があります。石灰石や亜鉛との反応を観察させるにはうすい塩酸(5~10%)で充分だし濃塩酸だと発泡が激しくてこぼれることが考えられます。試薬瓶にはわざわざ"濃"塩酸なんて書いてありませんから、そのまま使うことが無いようにわざと"うすい"塩酸と表記するのでしょう。濃い、うすいと云うことに特に定義は有りません塩酸がなぜ35~37%で売られて居るかというとこれ以上濃くならない"飽和濃度"(温度、圧力により変化)だからです。
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- htms42
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中学校ではmol/Lも規定も使わないでしょう。 大雑把でいいのですから 「市販の濃塩酸を10倍程度に薄めたものを使う」 でいいのではないでしょうか。 濃度は数%ということになります。
お礼
回答をありがとうございます。 みなさまのおかげで、本当に助かりました。
#1のお答えの通りだと思います。 2mol/L(最近「規定」は使わない事が推奨される)の「希塩酸」が安全です。 その位なら胃液と同じ程度の塩酸濃度です。
お礼
ありがとうございました。本当に助かりました。
- ddg67
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濃度が濃いと反応が早くて見れないからですね。 石灰石にポタポタとうすい塩酸を垂らすと、もやーと二酸化炭素が出てきますが 濃い塩酸をポタッって垂らすと、ドーッカーンって感じで一気に二酸化炭素が放出されてしまって、それと一緒に塩酸も飛び散ってしまって、大変危険だからです。(^_^;
お礼
ありがとうございました。よくわかりました。 本当に助かりました。
- blue5586p
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塩酸は「劇物」に指定されています。 濃い塩酸は、万が一皮膚に付着すると、強い炎症を起こすおそれがあり、中学生など年少者が扱うのは危険が伴います。 そのため、通常は2N(2規定)の、うすい溶液を使うことになっています。 参考URLのページでは、濃塩酸を薄めて、「うすい塩酸」を作るのは、学校の授業の実験では、必ず教師が行い、薄めた溶液を児童生徒の前に持ち込むようにされています。 濃い、うすいの定義は、「規定濃度」で定められています。 参考URLのページで、詳しく説明されています。
お礼
ありがとうございました。よくわかりました。 本当に助かりました。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 参考書等をいくら調べてもでていなくて、本当に困っていました。 よくわかりました。本当に助かりました。 ありがとうございます。