- ベストアンサー
両親を訴えることは可能でしょうか?
自分は過去に起こった両親の離婚騒動で精神病になってしまいました。現在も完治はしていません。なってしまったことはしょうがないと考えるべきでしょうが、それ以降の親の対応に愕然としてしまいました。療養所に入れることはもちろん、病院に連れて行くことすらしてもらえませんでした。当時精神は崩壊状態でまともに生活を送ることすらできない状態だったので近くにいた親に病院に連れてってくれと頼んだのですが、真正面から断られました。療養所に入れてくれと頼んだことも何度もありますが、これも断られました。結局自分1人で精神科にいきました。受験時期と重なったため大学には落ち何年も浪人しましたが、その度「頭が悪いから」「勉強をしろ」と罵倒され続けました。現在は大学生です。自分の希望で浪人、現在通学している大学に入学、総括して大学入試ということを望んだわけではなく両親からのプレッシャーや口論への倦怠感から大学進学というものを選んだと思います。また浪人中に自殺を1回しています。自分の甘えになってしまうのでしょうが当時は思考、精神状態がガタガタで正当な判断ができなかったと思います。 現在は相談することだけはできるようになり、不定期ながらもカウンセリングを受けています。これを受け始めて自分のなかでとまっていた何かが動いたのか、誰に責任があったのかをきちんと知って納得したいと思い始めるようになりました。現在でもそのことを話すと両親は逃げるなり、言いつぶしにかかってきます。こんなことは精神的にも厳しく、無駄に時間を割くことはもうしたくありません。自分では彼らを正式に訴えたいと思っているのですが可能でしょうか?もし可能であれば具体的に何をすればいいのかを教えてください。 ネックだと思われる2点があります 1.自分の年齢が20才を過ぎていること 2.原因が起こったのは6年前でかなり昔のこと 法律関連に詳しい方、どなたか教えてくださいお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#2の回答者です。 具体的に「いくらくらい」と金額を示すことは、大変むずかしいのです。 ケースによって、その内容は千差万別ですから。 判例に現れたものでも、質問者さまのケースと似た例が見当たらないことも、お答えをいっそう困難にしています。 それでも、あえてご紹介するとすれば、こんなケースがあります。 「本件において、被告らは、原告に対して、3年以上の長期間にわたって、理不尽極まりない生活上のルールを強いるとともに、これを口実として、様々な因縁を付け、日常的に罵詈雑言を浴びせ、暴行を加えるなどし、精神的にも肉体的にも虐待をし続けたものである。特に原告に対する暴行は日常的に行われていたのみならず、その程度も、ひどいときには顔面が鬱血し腫れ上がるほどに凄惨なものであった。原告は、かかる暴行を受けながら、被告らにより十分に治療を受けることも制限され、遂に左目を失明するという後遺症を残したものである。しかも、かかる虐待及び暴力が、原告が信頼していた義理の息子によって主導的に行われ、かかる非道な扱いに、実の娘である被告Aが加担していたことからすれば、その精神的苦痛は察するに余りあるものがある。そうすると、これらの諸事情を考慮すれば、原告の精神的苦痛に対する慰謝料としては、1,500万円をもって相当と認める。」 (平成18年4月25日東京地方裁判所判決・判例時報1943号61頁) ちなみに、上記の「理不尽極まりない生活上のルール」というのは、判文によれば、「(1)一日の計画表を30分単位で作成し、その予定が実行できたか否かを確認するための実行表を作成して被告Bに提出すること、(2)午前3時30分に起床し、午前と午後に一日2回、仏壇のお供えを作ることとし、お供えは全部手作りのもので、しかもこれまで作ったことのないメニューで5品30品目作ること、(3)朝起きてから、すぐにトイレに30分間入り、その間に必ず用便を済ませ、これを済ませるまでは何時間でもトイレにいなくてはならず、トイレを出た後もう一度トイレに行くこと、また、決められた時間以外は、絶対にトイレヘ行ってはならないこと、(4)水子の命日には食事をしてはならないこと、(5)様々な縁の人の月命日には断食をすること、(6)食事は利き手ではない左手で箸を用いて20分以内で済ませることとし、それを過ぎれば食事を採ってはならないこと、(7)外部との連絡は一切自分から取ってはいけないこと、(8)勝手に話をしてはならず、話す前にはまず右手を挙げて被告Bの許可を得ること、(9)「はい」、「いいえ」で答える際には、言葉を使ってはならず、「はい」のときは右手を、「いいえ」のときは左手を挙げること、(10)お茶を飲んではならないこと」 私は、質問者さまについて、これと同額の賠償が認められると考えているわけではありません。このケースでは、執拗な虐待の結果、被害者が失明にまで至っていることが、非常に重く評価されていると思われます。あくまでも、「こういうケースについて、こういう金額の賠償命令が出た実例がある」程度に受け止めていただきたいと思います。
その他の回答 (2)
- talkie(@utilityofa)
- ベストアンサー率69% (185/267)
>原因が起こったのは6年前でかなり昔のこと< 質問者さまがご両親の不法行為を理由として損害賠償(慰謝料)を請求する場合、確かに、時効のことは、問題になり得ると思います。普通、不法行為に基づく損害賠償請求権の消滅時効は、権利者が被害の発生及び加害者が誰であるかの両方を知ったときから3年というのが、原則ですから(民法724条前段) ただ、継続的な不法行為の場合、その行為が終わって初めて時効が進行を始めるので、当該不法行為が続いている現状では、消滅時効は進行していないといえるかも知れません。また、質問者さまのケースについて消滅時効が働くとしても、日々消滅時効にかかる代わりに、日々損害が発生しているとも考えられるので、常に過去3年分の賠償の請求は可能ともいえなくはない。 更に、ご質問のようなケースでは、ご両親の側から時効の抗弁をすることは、権利の濫用にあたる(クリーン・ハンドの原則=「自ら法を尊重するものだけが法の尊重を要求することができる」という法の一般原則=に反する)といえるかも知れません。 >自分では彼らを正式に訴えたいと思っているのですが可能でしょうか?< 時効のお話は上記のとおりなのですが、そう言っても、私には、質問者さまのケースが、告訴(刑事事件)や訴訟による損害賠償の請求(民事事件)といったような法律的な解決に親しむ場合には思われないのです。 仮に、質問者さまが裁判を起こしたとしましょうか。ご両親に対して損害賠償の支払いを求めるという民事訴訟を、です。 裁判所は、その訴えを取り上げて、裁判を開いてくれることでしょう。しかし、裁判は一般に公開することが原則です(憲法82条)。誰でも、裁判を傍聴することは許される建前で、マスコミも、「裁判所詰め」の記者を司法記者クラブに配置して、世間の耳目を集めるような裁判がないか、常日頃から気を配っているところです。そんな中で、子どもが親を訴えたということは、すぐにマスコミの知るところとなり、好個の取材対象として、(週刊誌的に)面白おかしく報道されることでしょう。 質問者さまが、かえって傷つくことになりはしないか、心配です。 両親のせいで質問者さまの精神の平穏が害されたというのであれば、刑事的には、ご両親は、(過失)傷害罪に問擬されるのでしょうか。横領や窃盗と違って、この罪には「親族間の事件は問題にしない」という約束はありません(この罪については刑法244条のような規定は置かれていないのです。)。 しかし、警察だって、検察だって、あまり扱ったことのないケースですから、仮に告訴を受理してもらったとしても、手続はスムーズにはいかないでしょう。警察が捜査をしてくれたとしても、検察が事件として立件(起訴=公判請求)をしてくれるとは限らないのです。いわゆる不起訴処分というやつです。これは、検察官の裁量でできるのですから(起訴便宜主義、刑事訴訟法248条)。 もっといえば、警察も、検察も、話は聞いてくれるでしょうが、現実には「さて…、(子どもが親を訴えるなんていうのは)どうなんでしょうね…。」みたいな感じで、事実上の門前払いを食わされるのが現実のような気がします。 せっかく一念奮起して手続に踏み切ったのに、そんな結末では、質問者さまのお気持ちは、ちっとも晴れないことでしょう。 そういう意味で、法律的な解決に親しむケースとは思われないと申し上げたのです。 >無駄に時間を割くことはもうしたくありません。< 結局、法律的な手段を講ずるとしても、結果としては、ますます質問者さまの(無駄な)時間が割かれることになるだけでしょう。 私も、#1の回答者さまのお考えに、あげて賛成をする次第です。 お気持ちの整理がつかない中ではお大変とは思います。決して、過去は諦めて、忘れろ、消し去ってしまえというのではないのです。しかし、「過去を振り返るのではなく、これからをお考えになるほうが質問者様のためになる」(#1の回答者さまのご回答)ように、私にも思われるのです。 いかがでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。utilityofaさん、chipatanさんの述べる通り、過去よりこれからを考えるべきだと思いました。さらに傷つく可能性や、失う時間を考えると裁判も行わなければならないことがあると感じられました。 直ぐにでも自立を考えているのですが、今自分を担当して頂いてるカウンセラーの方が言うには、今すぐに自立は無理だということでした。(陰性の統合失調症の疑いがあるとも言われました。)年や過ぎた年月により公的機関に頼ることも難しいこと、自分の今いる家庭内という系の長によることなので両親との3者面談を行うことになりました。 最後に1つお願いします。もし仮に訴えが通り、判決が下されることがあればそれはどのような内容が考えられるのでしょうか。前述した通り裁判は起こさないのですが、3者面談時に本人達がしたことの対価を具体的に知らせることができたらと思います。お願いします。
補足
文章にミスがありました。 誤:失う時間を考えると裁判も行わなければならないことがあると感じられました。 正:失う時間を考えると裁判ではなく、他に行わなければならないことがあると感じました。
- chipatan
- ベストアンサー率45% (183/401)
とても難しい問題ですね。 私の拙い知識からですが、結論から申し上げます。 精神に病を追ったことを身内からの障害事件とみなすとしても、時効は3年となっています。そのことから訴訟は難しいと判断します。 もちろん家族内のことなので、刑事事件にできるわけではありませんので、民事事件として取り扱われるわけですが、訴訟を起こしたとして、質問者様は、ご両親に何を求めるのですか?慰謝料でしょうか? 仮に訴訟を起こすとしても裁判費用もかかります。無料ではありません。弁護士をつければ弁護士費用が。質問者様が得られる慰謝料と比較してどうなのか?という点はいささか疑問に思うところです。 また現在20歳を過ぎていらっしゃるとのことですが、自立をお考えになってはいかがですか? 人間、誰しも裕福とまではいかないまでも普通の生活を営んでいる方々は、きっと少ないのではないかと感じています。質問者様も非常に辛い思いをされたと思います。私個人の話ではありますが、幼い頃から父が母に暴力を振るう姿を見て育ってきました。よって男性恐怖症となり、その後も色々とありまして、現在では鬱病で入院を迫られている状態です。 子供は親を選べないですからね。この家に生まれたことを恨んだことも何度もありますが、楽しいこと、友達ができたこと、生まれたからこそ経験できたことなども含め、両親のことを憎むに憎みきれずにいます。 過去を振り返るのではなく、これからをお考えになるほうが質問者様のためになるように思います。私も鬱病を患っており、つい人のせいにしてしまいたくなりますが、克服できない自分の弱さが情けなく、自分をせめてばかりいます。色んな苦労を背負いながら、果敢に明日に向かって生きている人達も大勢いるのです。質問者様や私のような次元ではなく、もっともっと苦しい状況の中、未来を見て希望を持ち、前向きに努力している方々がいます。そういう人達を見習って、前向きに考えるようにしてみませんか?私も頑張ってそうしようと思っています。 区や市の無料法律相談などを利用し、自立したいと告げるのも良いかもしれません。成人していらっしゃるので、施設などへの入所は難しいにしても、今の住環境が不適切だとみなされれば、行政でできることを教えてくれるかもしれません。 質問者様はまだお若いので、病気と上手く付き合いながら、いずれ完治し、明るい未来が待っているかもしれません。辛かった過去に縛られているなんてもったいないですよ。 離婚問題ということはご両親も色々と傷ついていらっしゃったと思いますよ。だからといって、子供を見捨てて良いわけではないですが、自分たちのことで頭がいっぱいだったのでしょうね。 長文となってしまいましたが、どうか視野を広く持たれ、色々な家庭があること、不幸な環境にある子供たちも沢山いることなどを理解されたうえで、自立への一歩を踏み出していただきたいと願っています。
お礼
そうとう酷な境遇に居られた方ですね。実例を挙げて頂きありがとうございます。そのような境遇にあっても慰謝料1500万円とは安いと思います。しかしそのような方もいるんだなとも取れました。自分の中でもやもやしていたものがかなり晴れました。精神的、法的なことで納得が得られました。 大学生活も残り1年ですが、それを良くするために努力したいと思います。 年末なのにすみません。良いお年をお迎え下さい。ありがとうございました。