ユングの「分析心理学」は恋愛・結婚を考える上で有効だと思われますか?
分析心理学(Analytical Psychology)自体かなり範囲が広く、また奥深いもので、私自身とてもその全てを理解したとは言えませんが、その中から恋愛・結婚を考える上で有効と思った「アニマ・アニムス」について調べ、また自分なりに考えるために、ワード28ページ分の資料を作成しました。
ごく簡単に言えば、人間はもともと両性具有的存在で、大人になるにつれてどちらかの性を発達させなければならず、顧みられなかった方の性が「アニマ」や「アニムス」として無意識の深奥に封印されます。「アニマ」は男性の無意識の中に存在する女性像で、ある男性が女性だった場合の可能性やその男性の持つ女性的な部分を表します。一方「アニムス」は女性の無意識の中に存在する男性像であり、ある女性が男性だった場合の可能性やその女性の持つ男性的な部分を示します。
結論としては、相手に意見を言いながらも、自身の態度を鑑み、あるいは、相手の意見に耳を傾けながらも、自分の主張もする。そういった折り合い、バランスを大事にしながら、パートナーとの関係も自分自身の内面である「アニマ」「アニムス」との関係も成熟していくと思う、としました。
このことを説明するために、「集合的無意識」、「元型」、「影」(シャドー)、「タイプ論」、「ペルソナ」(仮面)の順に説明を行い、これらに、「コンプレックス」、「投影」、「自我」(エゴ)、「トリックスター」、「同一視」といった概念の説明も途中で交えました。
しかし、実際に女性に読んでもらうとどうも評判は芳しくないようで、見合い用の資料として出すと必ず拒絶されてしまいます。これについてどう思われますか?
参考資料:「城太郎日記 ユング心理学とカウンセリングhttp://starpalatinatheworld.hp.infoseek.co.jp/index.html」他