原爆は大学生でも解体可能？

質問

60年前の日本にタイムスリップするマンガを読んでいるんですが、いま、主人公が日本の当時の科学力で作られた原爆の解体をするという話の流れになっているんです。
幹部とはいえ一般の自衛官に原爆の解体なんかできるのか疑問におもっています。
科学のかじった大学生ならできるっと聞いたのですが本当にそんなことが可能なんですか？
また解体することができても、使用しているウランはどう処理は？
ウランは海に投棄しても大丈夫なんでしょうか？？

回答No.3

k99 · ベストアンサー

＃ジパングか？ジパングなのかッ←単行本読者

　さて、流れが分かりませんが、壊すだけなら、その辺の電線をバチバチっと叩き切って終了です。
　仕掛爆弾じゃないんだから、間違った線を切って起爆なんて罠をしかけてあるわけがありません（話の都合上、そうなっていたら失礼）。
　原爆と言えども、最初の一撃は電気的な刺激で信管を起爆させること、その爆発で普通の爆薬に点火することは変わりありません（その爆薬の爆発力で核物質を圧縮することで核分裂反応を文字どおり爆発的に進行させるのが原爆です）。その最初の一撃の伝達を阻んでしまえば爆発は起きません。原爆というのは繊細な精密機器なので、変なショックを与えたりすれば、（映画などで見られるように爆発するのではなく）爆発できなくなるような代物なのです。

　それで安心出来ないなら、チョイと複雑ですが、専門的知識はバラす人にはあまり問われないでしょう。

　その原爆がウラン使用のガンバレル型なら、ウラン塊が２つあり、その後ろに爆薬があるはずです。ウラン塊を取り出すか、爆薬を取りはずすかすれば当座核爆発はしないでしょう。作業に当たっては放射線防護が必要です。
　逆にプルトニウム使用の爆縮型なら、古典的サッカーボールの皮の部分がプルトニウムで、その外側に爆薬が配置されており、中心に中性子源が封入されているはずです。
　バラすピースが多いので、取りあえずは外側の爆薬の信管を順々に引っこ抜いてしまえば（電線を叩き切るのとほぼ同じ事ですが）、起爆は防げるでしょう。あとはプルトニウムのピースをバラすのと、中心にたしかアルミホイルにくるまれたポロニウム（だったと思う）があるはずなので、それを撤去すれば完全なはず。プルトニウムは単独で毒性が強いので取扱は注意が必要です。

　ま、お前やれと言われたら、分からないふりをして逃げますが・・・。

ウランの海洋投棄：まあ、現在としてはあまりお薦めは出来ませんが、過去には放射性廃棄物って、海洋投棄がデフォだったんですよ。それ以前に大気中核実験もやってますしね。数トンレベルで、どこかの近海でなければ、人類破滅ってことにはならないと思われます。

回答No.4

NAZ0001

あの漫画の原爆は、ウランの固まりに、八方から小型のウラン塊を短く切った大砲で打ち込むというものです。通常のガンバレル式と違うのは、ウランの量がギリギリだったから…とのことですが。

すでに書かれているように、各バレルの信管へのコードを切ってしまえば、解体終了ですね。

…もっとも、あのやり方で爆縮型の代わりができるなんてことはないのですが。

回答No.2

nurupo3

あの漫画ですね
原爆を爆発させるのは精密な計算がなくては出来ません
（しっかり作動すると綺麗な爆弾と呼ばれますが、しっかり作動しないと汚い爆弾と呼ばれます）
しっかり作動させる為には雷管を使い均一（誤差0.1us）に着火させつつ、1nsの間に80回の連鎖反応を繰り返すまでは核分裂物質を一箇所に留めさせて爆発します
という事は、雷管を1つでも外してしまえば制御出来なくなり（通常の雷管では起爆させるのは不可能です）起爆不能となります
（核爆縮は起こりませんが放射性物質を撒き散らす汚い爆弾にはなりますので、雷管を全て撤去させれば解体しなくても危険はなくなります）

また、北の問題児が次は水爆に挑戦だと前にのたまってましたが、水爆はこの雷管を全て原爆で行う必要があり、あの国の水準では不可能でしょう

当時の原爆の構造は現在の物理の教科書やブリタニカ百科事典にも載ってます
よって物理学を学ぶ者だと、構造自体を把握してる可能性が極めて高く
（職業○人な自衛隊だと十分わかってるでしょう）
解体自体は容易に出来ると思いますよ
被爆するしないは別としてね
（あの漫画内に出てくる原爆の内部がどういう構造になってるか不明ですからね）

回答No.1

y-tsune

私、素人ですが、ファットマンとトールボーイでは、圧縮方法が違います。爆縮レンズと呼ばれる方式です。
起爆システムの解体・・・難しいようなイメージあります。
濃縮ウランは海に投棄しては駄目でしょう。
放射能物質を海にまいて汚染が無いなんて事は考えにくいです。