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なぜ捕鯨拡大?

調査の冠がついた捕鯨量を拡大して(しようとして?)欧米の非難をかっている様ですが、なぜいまだに捕鯨なのでしょうか? まれに刺身でも見かけますが、特段美味でもない様ですし、今時鯨の脂身もどう利用されるのでしょうか? 遠洋漁業の若手後継者もいないのが現状なのに、あえて欧米に対立してまで得る利益はどこにあるのでしょうか?

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  • lefil
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回答No.8

国際捕鯨取締条約第8条では、科学的研究のために鯨の捕獲許可を出す権限を締約国政府に認めています。それはあくまで科学研究における特別の場合のみが原則なのですが、日本は不確実な根拠で捕獲数を拡大し、南極海で獲った鯨のほとんどをすぐに捕鯨船内で解体して市場に売り出すように加工しているので、科学調査に名を借りて商業捕鯨を継続しているにすぎない、と批判されるのです。 そもそも調査自体、水産庁という商業捕鯨推進を掲げる省庁が、その天下り先でもある日本鯨類研究所に委託して行なっているので、科学的な客観性・信頼性が疑われても仕方ありません。日本が加盟するIWCは、日本政府に対して南極海の鯨禁猟区での捕鯨許可の発行をやめるように勧告していますが、日本政府はただそれを無視しているだけです。では、なぜそこまで固執するのかというと、南極海で調査捕鯨を続ける限り、水産庁には予算、財団法人である「日本捕鯨協会」には補助金や委託金が出るからです。商業捕鯨再開の見込みが無いと分かっているので、捕鯨業者と水産庁の利益及び天下り先の維持が目的の調査捕鯨となっているわけです。 あと、以前回答している方で日本は絶滅危惧種でもない鯨をとっているから問題ないという意見がありましたが、これは事実と違います。日本は今年から、絶滅危惧種であるナガスクジラの南極海での捕獲数を5倍に増やしましたし、イワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラ といった日本哺乳類学会もレッドリストに掲げている鯨種を獲っているのです。調査目的を掲げて絶滅危惧種を多数捕殺する例は世界には他にありません。それを自国の閉鎖的経済水域の中でこっそりやるだけならまだしも、国際水域まで行って強行しているのだから、国際的非難を浴びるのは当然なのです。

uncadeau
質問者

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どう締めようか、わからなくなったので時間がたってしまいました。 しかし、最も読みやすい、納得するご回答をいただきました。 せめて200カイリ内で行うならまだしも、ですよね。 ありがとうございました。

その他の回答 (7)

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.7

鯨が他の魚を食い荒らして環境破壊をしている。 鯨をとってはいけない理由が何もない。 アメリカの反対の目的は、鯨を食わずに肉を食えという経済戦争でしかないから。捕鯨反対の有力スポンサーの一つは食肉団体です。 日本人は増えすぎたミンク鯨をとっているだけですが、アメリカは絶滅危惧種の北極鯨をとっています。エスキモー文化の保護と継承のためらしいです。

uncadeau
質問者

お礼

ありがとうございます。 皆さんから色々なご意見をいただき、ひとついい勉強になりました。

回答No.6

少し説明が分かりづらかったかもしれませんので、次のサイトの動画だけでも見ていただけたらと思います。途上国の食糧問題や鳥インフルエンザなどの関係は興味深いと思います。 水産庁資源管理部 漁業交渉官 森下丈二氏 http://www.choujintairiku.com/kujira/morishitatop.html

uncadeau
質問者

お礼

なるほど、これは日本の主張がよくわかるサイトですね。 今の問題も、歴史を顧みないと理解できない、という、まぁ、当たり前の事ですが、難しいものですね。 すぐには解決しそうにない、という事もわかりました。 (今回は質問自体が自分の不得手な分野なので、消化不良気味ですが・・・)

回答No.5

反捕鯨運動自体が科学的な根拠に基づいているわけではなく、政治的な思惑によりスケープゴートとして担ぎ上げられたという経緯があります。反捕鯨国の多くはアメリカやグリーンピースなどの環境保護団体が加盟させたものです。その中でもセントルシア、セントビンセント、ベリーズ、アンティグア・バブーダなどのカリブの島国は、もともとイギリスの植民地です。今はイギリス連邦に属しており、イギリス本国からIWC加盟を要請され、分担金などの経費はグリーンピースが立て替え、さらに代表もアメリカ人などが務める多数派工作のための完全な傀儡メンバーとされています。 The Globe Now: クジラ戦争30年 http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog097.html 反捕鯨運動が活発になった経緯について少し簡単に説明します。反捕鯨運動が始まった1970年代当時は、ベトナム戦争の真っ只中で、さらにアメリカの核廃物の海洋投棄なども問題になっていました。そこで、1972年にストックホルムで国連人間環境会議というものが開催され、それらのアメリカの環境破壊についても取り上げられる予定でした。しかし、それらに対する国際的な非難をかわすために、ペンタゴンからキッシンジャーなどによる支援を受けた反捕鯨団体のロビー活動によって反捕鯨運動が担ぎ上げられたという経緯があります。 「環境保護団体」を名乗る「環境過激団体」 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=164559 ちなみに、当時、ベトナム戦争による環境破壊を非難していたオロフ・パルメ首相は四度目の首相に選ばれた1986年にストックホルムの路上で暗殺されました。暗殺犯はまだ捕まっていませんが、KGBの関与などが疑われているようです。オロフ・パルメ首相の暗殺に至った経緯については、以下のサイトから一部引用します(改行は任意)。 http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20051215 『 ペルシャ湾や中米で東西が表向きには対立しながら、地域戦争を醸成するために裏ではなれ合いの関係にあるという皮肉な事実を、パルメは暴露しようとしていた。だが、彼は逆に暗殺されてしまった。パルメの口封じは、後にイラン・コントラ事件で明るみに出ることにはなる秘密を隠蔽するために、最初の段階で用いられた過激な手の一つだった。 彼の口を封じることは、アメリカの政府高官、ソ連のKGB、そしてその仲間である東ドイツのシュタージのいずれにとっても願ってもない事柄だった。その時点では、ADLもイラン・コントラ工作の中に完全に組み込まれていた。ユダヤ人によるコントラ援助を進めるために、ADLはサンディニスタ政権が「反ユダヤ」政策を取っているなどというばかばかしい宣伝工作を行っていた。』 その他、参考サイトを下記に記します。 (財)日本鯨類研究所 http://www.icrwhale.org/index.htm IWC REPORT http://www.choujintairiku.com/iwc/ 超人食クジラ http://www.choujintairiku.com/kujira/ 反捕鯨団体あれこれ http://luna.pos.to/whale/jpn_zat_ngo.html

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質問者

お礼

ありがとうございます。 皆さんから色々なご意見をいただき、ひとついい勉強になりました。 取り急ぎ、お礼します。 って、遅くなってしまいましたが・・・

  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.4

特定の種だけ獲らないというのは特定の種だけで獲るというと同じぐらいバランスを崩す行為です。 サンマは獲るがサバは獲らないではサンマは減ってサバは増えていきますよね? そうなると今度は餌のバランスが崩れたりするというのは容易に想像がつくことでしょう。 ミンククジラが増加しているがシロナガスクジラは現状維持が減少とか。これはミンククジラがシロナガスクジラの餌場を奪っているのではないか? それではそもそもミンククジラはどのぐらいの縄張りをもっているのかとか、どのぐらいの餌を食べているのか? というようなデータは今の所調査捕鯨でしか判明していません。クジラを聖なる動物として崇め奉る欧米諸国(の中の一部の過激団体)はこういった視点にたてないため科学と対立してしまうのです。これは科学対宗教の対立なのです。例えばアメリカでも一部の州では進化論を教科書に載せることに対して反対されています。進化論は教科書に載せるべきだと主張する人たちは、なぜ科学的な視点が重要だと思っているのでしょうか。あえて宗教団体と対立しているのはどういう利点があると考えているのでしょうか。別に進化論を教科書に載せなくても、問題はないのではないでしょうか。とか思いませんか。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 皆さんから色々なご意見をいただき、ひとついい勉強になりました。 しかし、難しい問題がからんでいる様ですね。

  • Cupper
  • ベストアンサー率32% (2123/6444)
回答No.3

>遠洋漁業の若手後継者もいないのが現状なのに~ ですから捕鯨再開で若手を呼ぼうと言うのですよ。 仕事があれば人は集まります。 鯨の肉も骨も皮も内臓も全て利用されています。 昔から肉や革、内臓は食用や食品加工に、骨は工芸品にと捨てる所はありません。 某国のように油だけ絞って残りは海に投棄なって野蛮なことは絶対にありません。  ※調査捕鯨で捕獲された鯨は可能な限り有効利用するようにと国際捕鯨委員会からのお達しもあります。 日本には鯨を中心とした文化もありますので、その文化を途絶えさせることの無いように 捕鯨再開に対して慎重な姿勢を取っているのです。 感情論ではないことを理解しましょう。 しかし、鯨肉は美味いぜ。竜田揚げなんて最高じゃん。 ヘルシーだし今の文化に最も適した食材だと思う。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 皆さんから色々なご意見をいただき、ひとついい勉強になりました。 あの竜田揚げって、昔、学校給食でも出たというやつですね。

  • rinvis
  • ベストアンサー率8% (2/25)
回答No.2

捕鯨というのは多分調査捕鯨の事だと思います。鯨はまだわからない部分が多いので、大学などの研究機関が欲しがっているんじゃないんでしょうか? 昔学校の先生が言っていたのですが、鯨の天敵である人間が鯨を捕らないので、海の生き物のバランスがおかしくなってきているという話しを聴きました。日本は宗教が自由なので絶滅危惧種でもない鯨をとっても問題ないにアメリカがダメと言っているから捕鯨できないというのもおかしな話しですね。

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質問者

お礼

ありがとうございます。 皆さんから色々なご意見をいただき、ひとついい勉強になりました。

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

鯨は今増え過ぎて困ってるんだよね。

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