• ベストアンサー

水酸化カルシウムの熱重量測定

水酸化カルシウムの熱重量測定を行ったのですが、420℃~475℃にかけて、20%の重量減少が見られました。 何らかの揮発性物質が生成し、重量変化につながったと思うのですが、どのような反応が原因なのか分かりません。 水の脱水反応だとすると、24%の減少となり近い値になるのですが、水酸化カルシウムに脱水反応があるのか疑問です。 Ca(OH)2→CaO+H2O 吸熱反応だということが分かっています。 原因となった反応について教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.1

dakkukさんご自身が書いた通り「Ca(OH)2→CaO+H2O」の反応を起こしています。 (Wikipediaで説明されている酸化カルシウムの吸湿の逆反応:よって吸熱反応) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0 > 水酸化カルシウムに脱水反応があるのか疑問です。 確かに、「吸湿性があるのに、熱を加えただけで脱水するのか」と思われるかも しれません。 ですが、他の金属水酸化物、例えば水酸化銅などになりますと、60~80℃で脱水 して酸化物になりますし、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%8A%85 銀に至っては、硝酸銀をアルカリ水溶液で沈殿させて も水酸化銀ではなく酸化銀になってしまいます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%8A%80 従って、今回の実験結果については、「水酸化カルシウムの脱水には400℃以上もの 高温が必要なほど、脱水しにくい」という捉え方もできると思います。

dakkuk
質問者

お礼

確かにそう考えらると自然ですね。 水酸化カルシウムも、条件次第では脱水すると思うので、もう一度水酸化カルシウムの性質について調べてみたいと思います。 脱水はしないと始めから決めてしまっていたので、とても助かりました。ありがとうございました。

関連するQ&A