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減圧留去(減圧蒸留)の仕組みについて

減圧留去の仕組みがいまいち分からないので教えてください。 実験で、アニリンをエーテルに溶かしたもの、トランススチルベンをエーテルに溶かしたものそれぞれをロータリーエバポレーターを使って減圧留去しました。 この時蒸発しているのはエーテルのみだと思うのですが、エーテルは減圧しなくても沸点がもともと低いのに、なぜ減圧する必要があるのか? アニリン、トランススチルベンはこの時どのような挙動をしているのか? この2点が分からないため、ロータリーエバポレーターの仕組みもいまいち分からなくなってしまいました。 お答えよろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kougetsu
  • ベストアンサー率59% (75/126)
回答No.3

ロータリーエバポレーターとは減圧して溶媒の沸点を下げることで、溶媒の留去をすばやく行うための装置です。 エーテルは沸点が低いとはいえ、室温では飛ばしきるのに時間がかかります。だから減圧して飛ばします。 アニリン、トランススチルベンの挙動ですが特に何も起きません。沸点に達していないはずなので、殆ど蒸発しないからです。 突沸自体がデメリットの塊です。突沸するとトラップからモノを回収して減圧留去をやり直す必要があります。その過程で欲しいモノをロスしたり、トラップについている汚れが混ざる可能性などがあります。 突沸を防いでいるのはフラスコの回転です。減圧で突沸が防げるわけがありません。 モノが濃縮されるのは溶媒だけが留去されるからです。 あと、蒸留と留去は別の操作です。混同してはいけません。

snowusagi
質問者

お礼

細かくお答頂きありがとうございました。 疑問だった点、こんがらがってしまっていた点が大分解決されました。 感謝です。

その他の回答 (2)

  • sirokiyat
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回答No.2

突沸が起こると実験が最初からやり直しになるから大変です。 実験の目的等が不明で、アニリン等のことはわかりません。

snowusagi
質問者

補足

申し訳ありません、言葉が足りませんでした。 沸騰石などを使う事で突沸を防ぐことはできるのに、あえて減圧して防ぐのはなぜなのでしょうか? 実験の目的はそのまま、アニリンとトランススチルベン、それぞれの蒸留です。 たとえば、ロータリーエバポレーターにアニリンのエタノール溶液を入れて減圧留去をした場合、エタノールが蒸発することは分かるのですが、アニリンは一度蒸発しているのか、していないのか、 この過程で、なぜ蒸留(濃縮)されるのか等の仕組みを知りたいです。

  • sirokiyat
  • ベストアンサー率23% (204/867)
回答No.1

減圧することにより、早く蒸留できます。 ロータリーエバポレーターを使うと、突沸がおこらないのと蒸留が早くなるからです。

snowusagi
質問者

補足

お答えありがとうございます。 突沸が起こらないことによるメリットはあるのでしょうか? また、アニリンとトランススチルベンの挙動についてもお分かりになったら教えていただけるとありがたいです。

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