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犯罪心理学について
こんばんは、私は現在高校2年生です。私は犯罪心理学を学びたいと思っているのですが、 オススメの著書はありますか?それとオススメの大学はありますか?ぜひ教えてください。 スペースありがとうございました。
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- youngchild
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こんにちは。 私もかつては貴方のように犯罪心理学に興味を持ったものです(もっとも今は薄れていますが・・) そのときに調べたことをお話します。 まず犯罪心理学と言ってもその範囲は広く、大きく大別すると「犯罪者を捕らえるための心理学」と「犯罪者を更正させる心理学」の2つに分類できます。 前者を本格的に志すのならばかなり険しい道になります。所謂プロファイリングを言うものがこれに相当します。プロファイリングは応用中の応用の心理学でこれを学習するためには社会心理学はもちろん、認知心理学、感情心理学・・・といったすべての基礎心理学と応用心理学の知識があって初めて学習可能です。 もちろん研究となればもっと先の話になります。これを日本で仕事にするとしたら国家I種若しくはそれ以上の厳しい試験を超えなければなりません。確か年に5・6人ほどしか募集していなかったと思います。日本ではいまのところデータにするほど猟奇的な犯罪は起こっていないので、まずはアメリカで勉強するのが一般的な道になると思います。 とにかく厳しい道になることははっきりいえます。 そして後者が一般的な犯罪心理学でこれは日本でも広く広まっています。簡単に言えば少年鑑別所の検査測定や矯正方法がこれに該当します。この筋の勉強としては基礎心理学はもちろん、犯罪者送致の流れなどの法学の勉強も必要となります。 就職先はやはり刑務官や家庭裁判所の鑑別職員が一般的で、こちらは確か大学卒で普通になれるレベルだったと思います。 さて、前置きが無駄に長くなってしまいましたが・・ 本ですが、前者のプロファイリング関係は読んでも仕方ないです。なにせ日本の最先端で研究している人も大してプロファイリングができるわけではないので、それにも劣るどっかの自称専門家が書いたものは当てになりません。前述したように日本ではデータが少なすぎるので、実践導入はかなり遅れています(社会的にはいいことですが)なのでやはりまずは日本でも通用する後者の勉強をすることからおススメします。 後者は一般的に市販されているものでだいたい問題ないと思います。矯正治療の効果という問題になればまた別ですが、これらは確立した部門と言えると思います。なのでどの参考書も同じような事が書いてあります。 具体的に本を示すならNo3さんがご紹介している「犯罪に挑む心理学/現場が語る最前線」をおススメします。これは大学の講義でも使われ、広い分野をカバーしているものです。もっとも基礎心理学を学習していないと本の内容の100%理解は到底難しいものだと思います。この本にはプロファイリングのことも書かれていますが、あくまで参考の閾はでないので、あまり鵜呑みにしないほうがいいと思います。 大学では「犯罪心理学」という講義がシラバスに載っていればだいたいは大丈夫だと思います。大切なのはその講義をやっている教員が教授クラスで本格的に教えているのか、ただの講師で研究まで達していないかが重要な見極めのポイントだと思います。具体的には私は分かりませんが、そのことを踏まえて探してみてください。 最後にアドバイスをしますと、入試面接などで「プロファイリングを学びたい」とは言わない方がいいと思います。「分かってない」と判断されると思いますから。 まだまだ高校生、可能性はあると思います。がんばってください
- Diogenesis
- ベストアンサー率49% (859/1722)
他の回答者が言及なさっているような 「猟奇的な犯罪を犯す人間の深層心理を探る」類のものを期待するなら, 現実の犯罪心理学を学んで幻滅すること請け合いです。 そのような研究は皆無ではありませんが, テレビや映画やミステリー小説に毒されて いびつに膨らんだイメージと言わざるを得ません。 現実の犯罪心理学は 「街頭犯罪予防に資する街路灯の照度と適正配置の研究」だとか 「年齢別・処遇別に見た触法少年の再犯率の比較」だとか 「P300を指標とした虚偽検出における情報提示順序の効果」だとかいったような 一般の人の興味をそそるとは考えにくい地味~な研究が大半です (上記の研究テーマは実在のものを基に筆者が改変したもの)。 それらは実験,調査,面接といった方法でコツコツ集めたデータをもとに 統計的な分析・検証を行なうという基礎的な心理学の研究法に則ったものです。 犯罪心理学は応用心理学の一つですので, 基礎的な心理学の知識と研究法を身につけていなければ本格的に学ぶことはできません。 なので,その道に進みたいのなら, ある程度以上の水準の大学で認知心理学や生理心理学など実験心理学系, または社会心理学系のゼミに入って基礎を固めておくことをお勧めします。 臨床系で司法・矯正分野(警察の研究職,法務技官,家庭裁判所調査官など)出身者や精神医学者が 犯罪心理学,犯罪精神医学を講じている大学もありますが, 学部レベル(大学の4年間)で学べるのはほんの入門編的なものだと思ったほうがいいでしょう。 犯罪心理学の道を極めようというなら, 専門家のいる大学院(留学も選択の一つ)に進んで研究を深めるか, 公務員試験を受けて科学警察研究所や科学捜査研究所の研究職, あるいは法務技官,家庭裁判所調査官などの実務家を目指してください。 また心理学にこだわらなければ, 法学部で犯罪学や刑事政策を学ぶ, 文学部や社会学部で犯罪社会学を学ぶ, 医学部で司法精神医学を学ぶといった道もあります。 いずれも本格的な研究ができるのは大学院レベルということに変わりはありませんが。 やや専門的で,高校生には難しいかもしれませんが, 犯罪心理学の実像に触れることができる参考図書を2つほど紹介しておきます。 ■犯罪に挑む心理学/現場が語る最前線 笠井達夫,桐生正幸,水田恵三(編) 北大路書房 http://www.kitaohji.com/books/2288_4.html ■犯罪心理学/犯罪の原因をどこに求めるのか 大渕憲一(著) 培風館 http://www.baifukan.co.jp/sinkan/shokai/058831.html 日本犯罪心理学会のサイトに犯罪心理学の授業が開講されている大学の一覧があります。 先にも書いたとおり,学部レベルで学べるのはほんの入門編ですが。 ■日本犯罪心理学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacp2/ あと,こんな過去のQ&Aも読んでみてください。 ■テレビで喋っている犯罪者の心理の話は、心理学ではない http://okwave.jp/qa1919735.html
お礼
大変遅くなりすみません。 サイト参考になりました。 ありがとうございます。
- kigurumi
- ベストアンサー率35% (988/2761)
以前、週刊マーダーケースというのが発売されていました。 今では古本屋かオークションでしか手に入りませんが、詳しく分析されていましした。 病気により殺意が無いのに幻覚・幻聴により殺してしまったというのではなく、計画的に殺した人たちが挙げられていたと思います。 内容はかなり怖いです。 が、淡々と事実の詳細と、過去の出来事に誘因は無かったか など分析されています。 逆にお勧めできないのは、ビリー・ミリガン関連の本。 多重人格で他の人格が体を乗っ取ってレイプしたとして、無罪を主張した男の話を小説として出版されたんですが、まずこの作者は医者の資格は持っておらず職業は医者ではなく小説家。 そして、どうやら本人と合計数時間しか会っていなかったそうです。 そしてビリーが受けたセラピストをレイプしたんだったと思いますが、そのセラピストは多重人格信望者で、彼を多重人格に変貌させるに至る多重人格関連の話や本を与えてしまった。 それを読んで、ビリーは洗脳されて自分が多重人格のなりきってしまったと思えるのです。 脚本を与えられた俳優ってわけです。 彼は映画監督になったそうで、いろいろな役割を演じさせる職業についているそうです。 そういうのが好きで、役割分担を演じたり管理したりするのが元から好きだったようです。 セラピストは意図して彼を多重人格に仕立て上げてしまったわけじゃあないですが、担当したセラピストが別の人だったら、また違った結果になっていたと思います。 セラピストは彼が好きだったから、その相手から暴行を受けたということを受け入れがたく、彼ではなく別の人がやったと思えば、彼を憎まずに済むという心理が働いてしまったんじゃないかと思えます。 という風なことを、ネットのどこかで読んだことがあります。 多重人格差者に仕立て上げたセラピストは犯罪者じゃあありませんが、ある意味怖いです。 http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%82%92%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%99%E5%A8%98%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E3%82%88%E3%81%BF%E3%81%8C%E3%81%88%E3%82%8B%E6%80%A7%E7%9A%84%E8%99%90%E5%BE%85%E3%81%AE%E3%80%8C%E8%A8%98%E6%86%B6%E3%80%8D-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/dp/4760117288 これなんかも、恐ろしい内容です。 http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%B1%E3%81%AA%E3%81%84%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E5%88%86%E6%9E%90%E2%80%95%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%A9%90%E8%A1%93-%E7%9F%A2%E5%B9%A1-%E6%B4%8B/dp/4750503045 これはどうしてそんなこと(やってもいない犯罪をやったと認め服役してしまったのか)が起こったかが書かれています。 精神関係の職業の人たちが犯罪というか意図せず、クライアントに偽の記憶を生み出させて記憶させてしまったというもの。 幼児の時に悪魔崇拝の儀式に参加させられ、父親にレイプされ、母親に性的虐待を受けていたということを、成人になってから思い出し、父親を訴え、父親がそれをとうとう認め服役し、娘が処女だとわかって、レイプも堕胎も(共通の思い出した記憶)実際は無かったのに、家族の頭の中に記憶として刷り込まれ、それが事実ではないと知らされても、記憶として架空の犯罪が残ってしまった というもの。 これも原因は精神家の医者だったりセラピストや精神分析家が引き起こした犯罪。 そして架空の性的犯罪をクライアントに生み出させた張本人も妄想により自分は狙われていると、今度は自分が恐怖を感じるようになってしまった というもの。 何故これほどまでクライアントたちにすぐ「あなたは小さい頃に近親者により性的暴力を受けています」と言い放っていったのかはよくわかりません。 性的倒錯が原因なのか、実際父親との性的関係があり、そのトラウマから解き放たれたくて、なにかにつけて「親から子供の頃レイプされたんです。認めたくなくてワザと記憶から消したんです」って刷り込んでいってしまったのか。 精神科の医者がこうですから、医者も危ないんです。 これを犯罪と呼べるか? アメリカの司法では、この医者に治療の際、その系統によることをクライアントにやってはならないと、制限されました。 故意にやったわけではないので、有罪にはならなかったようです。 そしてその判決が下りた後、アメリカの「私は子供の頃に親にレイプされた」という人たちが、裁判所に詰め掛けることは無くなった。 精神関連の職業の人たちに制限が加えられたことで、偽のレイプ事件を<思い出す>人々が減って社会がやっと元に戻ったってわけです。 司法が介入しなかったら、一体どんなことになっていたのやら。
お礼
大変遅くなりすみません。 ありがとうございます。 参考になりました。
- snowplus13
- ベストアンサー率17% (157/881)
お礼
ありがとうございます。 図書館に行って探してみます。
- nosutaruzi
- ベストアンサー率36% (123/334)
犯罪心理学の本は腐るほど出てるんで、 アマゾンとかでユーザーの感想が多いものを探すといいかもしれません。 感想を見て、自分が知りたい事に最も近い内容っぽい本が見つかるはずです。 私は、ストーリー仕立ての本が好きなので、 心理学のしっかりした本より、実例→物語を読んだ後に心理学の分析に入るタイプの本が好きです。 なんで、 FBI心理分析官シリーズ 身の毛もよだつ殺人者たち がいいです、身も毛もよだつ~は後半日本の過去の猛烈な事件を題材にしているので海外の事件を見るよりぞっとすると思います。 ナルシズムや、錯覚精障害など、いろいろな状況が解りますよ。 アマゾン/http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%94%C6%8D%DF%90S%97%9D%8Aw セブナンドワイ/http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31800729&pg_from=rcmd_detail_4
お礼
ありがとうございます。 いろいろ検索していきます。 『FBI心理分析官シリーズ』 『身の毛もよだつ殺人者たち』 読んでみます。
お礼
大変遅くなりすみません。 参考になりました。 がんばります。 ありがとうございました。