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お宮の改築について
私の家ではお稲荷様を祀ったお宮があります この度修復をかねて改築を考えています 積雪地域のこともあり大きさの縮小も検討しておりますが 大きくするのはいいが、お宮を小さくするのは良くない という大工さんもいます 実際のところどうなんでしょうか
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こんにちは。 「お宮を小さくする」ということが縁起が悪いということはないと思います。 ローカルな言われが何かある可能性もありますが、一般的にはそのようなことはないです。 確かに家でも何でも「小さくする」というのはあまり良いことのように思えないのも事実でしょうが、そもそもお宮というものは家と違いますから繁栄と共にどんどん大きくしていくというものでもありません。 今ではどこでも土地や管理の事情などによってお宮を小さくしなくてはならない事態が起きがちです。 明治末から大正にかけて全国で神社が整理され特に小さいお宮などはどんどん合祀されていきました。 ちゃんとした社殿に祀られていたものが小さな祠のようなものに遷されてしまったようなことがいくらでもあったでしょうが、だからと言って何か障りがあったというような話は聞きませんし、もし「お宮は決して小さくするものではない」ということであれば、そのようなことを全国規模で一斉に行うことなど不可能だった筈です。 大事なのはきちんとお祀りする気持ちがあるかということでしょう。 それさえ怠らなければ多少お宮が小さくなろうとも神様が不満を感じられるようなことはありません。 それよりも古いお宮がそのままであることのほうが問題ですので、大きさなどには拘らず改築してお宮を綺麗になさり、日々のお世話をきちんとされるほうがずっと神様にとっても良いことであると思います。 仏教のものと異なり神道の建物は「建て替える」ことで新しい命を吹き込まれるという考え方がありますから尚のことでしょう(だからこそお伊勢などでは「式年遷宮」というものを行う訳です)。 その大工さんも「小さくする」というのは何か家運の傾きを連想させるので良くないように思われただけなのではないでしょうか。 例え多少無理をして「同じ大きさ」のお宮にしたとしても、その所為で祭祀の継続に支障を来たすとしたら、そちらのほうがずっと問題があります。
お礼
ようやく決心がつきました ありがとうございました