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調光レンズについて
メガネレンズで屋外では色が濃くなり屋内では色が薄くなる調光レンズというものがあります。ハロゲン化銀と紫外線との反応で色の濃淡が変化することは分かりましたが、もうひとつ疑問があります。 気温が高いところではあまり濃度が高くならず、夏の海岸よりも冬のスキー場の方が色が濃くなります。これは何故なのでしょうか?科学(化学)的な解説のあるサイトなどをご存知でしたらご教示願います。 レンズメーカーのサイトなどを見ると、最近は退色スピードの速さを売りにしているレンズもあるようですが、どうもそれは要するにあんまり色が濃くならないもののようにも思えます。 出来れば炎天下のギラギラした陽射しをカットしてくれるレンズが理想だとは思うのですが、そういうものは開発不可能なんでしょうか?
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- henmiguei
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No.2です何度もお邪魔します、貴方のおっしゃっている様なグラスは質問の調光レンズとポラロイド(偏光レンズ)を組み合わせた物がいいと思います、今の所はそんなレンズが有るとは聞いていません、又ポラロイドのみでもギラギラを防げて日向と影の部分の明暗がしっかりとわかります、例えばスキー場へポラロイドサングラスで行くと、あの疲れるこぶこぶの凹凸がしっかりと判ります、当然白銀の世界なので太陽はギンギンギラギラの状態です、魚釣りに行っても浮きが見えにくい水面のハレーションがなくなります、これだとプラスチックレンズがあるので軽くて済みます、これは解決の一助にはなりませんか。
- gamma_46
- ベストアンサー率61% (22/36)
ハロゲン化銀が紫外線によって銀とハロゲンの原子に分離することによって着色し、紫外線を除くとまた結合して色が消えるという可逆反応を利用していることは御存知でしょう。化学反応は温度の影響を受けます。 http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/megane/2-4-3.pdf の図1をご覧下さい。温度が高い方が結合速度が大きくなるので、透過率の違いだけでなく低透過率になるまでの速さと、低透過率からの回復の速さにも差がある事が分かるでしょう。
お礼
参考資料ありがとうございます。 >温度が高い方が結合速度が大きくなるので、透過率の違いだけでなく低透過率になるまでの速さと、低透過率からの回復の速さにも差がある これはよく分かりました。 何故温度が高いとそうなのか?これは「そういうものだから」としか言いようがないのでしょうか?
- henmiguei
- ベストアンサー率45% (1764/3876)
紫外線の量によって変色度合いが違う事はNo.1さんのおっしゃるとおりです、貴方の言われる海岸は浜辺でしょうか、白砂の浜辺なら雪山と同じく砂からの反射率が高くなるので、雪山と同じくらい濃くなるはずです、このハロゲンと銀の反応は温度ではなく紫外線で促進されると覚えて置いてください。
お礼
回答ありがとうございます。 >このハロゲンと銀の反応は温度ではなく紫外線で促進されると覚えて置いてください。 そのはずなんですが、実際レンズメーカーが配布しているリーフレットなどをみると温度が高いと色はあまり濃くならない(透過率が高い)ことを示すグラフが載っています。人工的な環境での実験データと思われるので、やっぱりこの化学反応は温度に影響されるんですよね?
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
夏は大気中の水蒸気や埃に紫外線が吸収されます。 冬は大気が綺麗な上にスキー場は山上なので紫外線が多いのです。 紫外線に強く反応するのでそのようなことが起こるのです。 試しに紫外線殺菌灯で試してください。 光が弱いのに変色大きいですよ。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >夏は大気中の水蒸気や埃に紫外線が吸収されます。 >冬は大気が綺麗な上にスキー場は山上なので紫外線が多いのです。 これが科学的な根拠を持って書かれているサイトはありますでしょうか?
お礼
度々ありがとうございます。 もとより万能のメガネなどはないと理解していますので、調光・偏光、それぞれに良さがあることも、実際に使用していますので実感しています。 今回の質問はどちらかと言うと知的好奇心から「温度が高くても色が濃くなる(言い換えれば、温度に関係なく一定の濃度変化をする)調光レンズは有り得るのか?」「出来ないならば、それは何故なのか?」と思い至り、色々調べてみたところどうしても分からずこちらに投稿してみた次第です。 >調光レンズとポラロイド(偏光レンズ)を組み合わせた物 先日、液晶フィルムを挟んでメガネのテンプルのところにスイッチを付けて濃度を調節する、みたいな技術を開発中だとの記事を雑誌で見かけました。製品化されたら便利そうですね。