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中学古典の問題について

歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題で、 「向かひゐたらむ」がでました。 私は「むかいいたらん」と回答しましたが、 正答は「むかいいたらむ」でした。 「む」→「ん」に変えると習いましたが、なぜ最後の 「む」は「ん」にならないのでしょうか。

みんなの回答

  • boss-
  • ベストアンサー率42% (17/40)
回答No.2

これは、何の問題でしょうか? 学校の定期試験ですか?模擬試験ですか?それとも参考書・問題集ですか? また、その際、解説ではどうして「・・・らむ」なのかの解説はありましたか?

JavJavJava
質問者

補足

地方の模擬試験です。解説はありませんでした。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.1

 「現代仮名遣い」の「前書き」の1には  この仮名遣いは、語を現代語の音韻に従って書き表すことを原則とし、一方、表記の慣習を尊重して一定の特例を設けるものである。 とあり、また4には  この仮名遣いは、主として現代文のうち口語体のものに適用する。原文の仮名遣いによる必要のあるもの、固有名詞などでこれによりがたいものは除く。 とあります。  この原則に従えば、文語体の文章はどうすべきかが、曖昧になっています。  学校で出された問題は、こうした現代仮名遣いにこだわらず、学習の一環として「どう読むか」を教えるためのものと理解しておきましょう。  国語史の上で、「む」という助動詞は少なくとも平安時代の頃には「む」としか表記されませんでした。「ん」という文字がまだ使用されていなかったからです。「なるめり」という語句が変化して「なんめり」と発音していたものが「なめり」と表記されていたのも、そういう事情があったからです。以後「ん」が使用されるようになっても、歴史的仮名遣いでも、「む」・「ん」の間で表記が揺れていたと考えられます。「向かひゐたらむ」という語句は「徒然草」で見たような気がしますが、それなら「む」を「ん」と読んでいた可能性はあります。  この表記と発音の「揺れ」は、近代に至っても残っていたようです。  教育勅語(明治23年10月30日)の一部 朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ  第一通常議会開院式ノ勅語(明治23年11月29日)の一部 朕又夙ニ各国ト盟好ヲ修メ通商ヲ広メ国勢ヲ振張セムコトヲ期ス  このように、公式の文章においても「ン」「ム」の揺れがあったのですから、どちらも正しいというべきかも知れません。しかし、この勅語の場合は言うまでもなく、「徒然草」の文章でも「ん」が正しいとわたしは思います。「現代仮名遣い」では「む」を「ん」と表記するなどの事柄には触れておらず、これは「現代仮名遣い」上の問題ではないことは、最初にことわったとおりです。

JavJavJava
質問者

お礼

なるほど。これだと「むかいいたらん」と書いても間違いとは言えませんね。参ってしまいます。ありがとうございます、引き続き回答を募集します。

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