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ここ20年の日本のODA
こんにちは。 先日日本のODAについて書かれている本を読んだのですが、 その本は1989年出版のため、少し古い内容となっていました。 その後、たとえば環境アセスメント法が制定されたり、 ODAの民間モニターが派遣されたりしましたよね。 上記のように、ここ20年の間に、日本のODAがいかに変化したか、 を具体的に知りたいと思っています。 自分でも調べたのですが、 日本のODAをかたくなに批判している場合と、擁護しているものと、 両極端のものばかりに見え、 いったいどちらが正しいのか、頭が混乱しています。 何かおすすめの本やホームページ等ございましたら教えていただけないでしょうか。
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私は約20年、保健衛生と教育関係のODAのコンサルタントをし、主に病院の機材整備の仕事をしました。 訪れた国はアジア、アフリカ、ヨーロッパで20数カ国に及びます。 日本のマスコミはODAのマイナスの部分だけを誇張してニュースネタにする傾向があります。 しかし、彼らは私たちコンサルタントのように奥地に足を踏み入れたりはしません。 精々首都の一流ホテルに滞在し、CNNのニュースを見て特派員報告をするくらいです。 何故なら、彼らには取材できるほどの語学力も経験もないからです。 ですから開発途上国の僻地については我々コンサルタントは実に良く知っています。 個人的には中国、インド、パキスタン、旧ソ連が原爆実験を行った跡を訪問しています。 それほど僻地や辺境の地に足を踏み入れているということになります。 政府開発援助についてのウィキペディアのHPを添付します。 保健医療の分野の開発援助は大変高い評価を受けています。 イラクにはOECF(海外経済協力基金)による有償の援助で13の総合病院を1980年代から90年代にかけて建設しています。 これらの病院の機材整備は日本にしか出来ない援助であり、治安が安定すれば一番有効な援助になります。 水、電気、学校教育の次に病院の機材整備は重要なライフラインの整備だからです。 日本のODAと米国のUSAIDには大きな違いがあります。 USAIDは米国の国益に寄与しないものには絶対に供与しません。 日本のODAは相手国から要請があれば、日本との国際関係がどうであっても原則として無関係です。 ですから日本のODAは相手国から深く感謝されています。 日本のマスコミは政府のやることにケチをつけたがります。 しかし、現実の開発援助は我々民間人がやっています。 政府の人たちはキセルといって始めのオリエンテーションと最後のプロトコール締結のときにしか顔を出しません。 全ての実務は我々民間のコンサルタントが担当しているのです。 《キセル》というのは両端だけが金具で後は木製。
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- sudacyu
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日本国外務省のホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/ ODAの項目を見てください。 独立行政法人 国際協力機構 日本のODAは、外務省から、主にこのJAICAを通して、諸外国に対して行われます。 前国民難民高等弁務官であった、緒方貞子さんが現在は理事長として、活躍しています。 http://www.jica.go.jp/