又、サッカーチームの通訳というのは個人選手や取材のインタビューの通訳でしょうか?
それは同時通訳ではなく逐次通訳になります。
通訳になるのは資格は特にありません。
昔、学生時代、友人のピンチヒッターで数回サッカーチームの通訳をやったことがありますが、ボロボロでした。とにかく、苦い思い出です。
まず、サッカーにまったく興味ないので、ルールはおろか、サッカー用語もわからず、ルールブックを買って、そこに書いてある用語をすべて訳し、小さなノートに書いてそれをみながらやりました。
あとは、偏見かもしれませんが、サッカー選手の方の言葉というのはすごく汚い言葉が多く(放送禁止用語だらけ)、地方独特の語彙、言い回しが多々あります、そういった表現を理解するには格調高い本や小説などで勉強しただけではまず無理です。現地で生活していないとわからないと思います、又訛りが強い人も多いです。英語やフランス語、スペイン語もベッカム、ジタン、マラドーナの発音を聞いていると、訛りが非常に強いと感じます。よく訳せると字幕を見て感心しています。
又、試合前や試合後は精神状態が極度に興奮しているので、何を言われても受け流す位の強靭な精神力も必要です。
怒鳴りつけられる、セクハラまがい、わがまま、色々ありました。
ただ、ノート片手に泣きそうな顔で通訳している私(当時は若かった)を不憫に思ったのかそんなに酷い事は言われませんでしたが、他の通訳の話をきいていると、「嘘でしょ?」と思うような大変な経験を殆どの方がしていました、
おそらく一番聞きたい事。どうやったら仕事を得る事ができるか、それは”コネ”が殆どです。今やられている方は選手やサッカー協会からの紹介という人が殆どではないでしょうか。
サッカー(スポーツ)や映像通訳など多くの人があこがれる分野ですと、競争率も高く、職を得る事も難しく、一度得た職を話そうとしないので、夢を実現させるのは大変です。
私は、チーム専属の通訳の人が病気になってしまったので、その方から紹介されました。
(サッカーが好きじゃないから、職を奪われる心配のない学生だった私に紹介したのだと思いますが)
サッカーチームで通訳している方は、だいたい外国人で日本語のわかる人(その方が選手が安心する)、それか現地にサッカー留学していた日本人、あとはサッカー雑誌のライターを兼ねた通訳という方もいました。
他の分野の通訳に比べると薄給ですが、好きだからやっている方が殆どです。
職を得るには、好きなサッカーチームのファンクラブなどに入り、イベントに参加したりして幹部の方と仲良しになってコネをつけておくというのも一つの方法だと思います。スポンサー会社に入社してそこでコネをつけるという方法(スポンサー会社の現地法人で働いていた人が日本に帰国して通訳になったというのも聞いた事があります)もあります。
ブラジルや南米だと、サッカーに関する知識が評論家並みの日系人も多いからそういう方に対抗して職を得るのは難しいようにも感じます。
ただ、これをきっかけにポルトガル語や他の言語の通訳という道を目指すのもいいのではないでしょうか?
通訳は言葉が命です。まずは、正しい日本語を使えるよう心がけてください。
あと通訳は英語以外が専門でも英語ができないと信用されません。ですので英語の勉強も頑張ってください。
いつか夢が実現するといいですね。
お礼
詳しくありがとうございます^^ インタビュー… サッカー関係につきたい!!と思うだけだったので詳しくはきめていません。 インタビューの時の通訳もあるんですね。 でもできれば練習中や試合の時に手助けをできればと思っています。 そんな恐ろしい世界なんですね!!確かにテレビを見てるだけで かなり切れてる選手はいますね。精神力も力につけなくてはいけないんですね。 わがままやせくはら…はamosnoopyさんが実際に体験したことなのですか?? やはりコネですね!!!今からこつこつと頑張りたいと思います… 頑張ります。本当に詳しくありがとうございました^^すごい参考になります。