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中学生に自分の職業について講義します。
中学2年生対象に自分の職業について話をしてくれないかと依頼を受けました。どういう話をすればいいと思いますか? 私の高校時代に友人が中学2年生対象に塾の講師をしています。その友人が生徒対象に、いろんな職業について実際に働いている人から聞いてみようという趣旨の講演会を企画し、話をするよう依頼を受けました。私は医師をしています。また高校のほかの同級生には弁護士をしているものと、音楽活動をしているものがおり、彼らにも依頼しているようです。 質問はその話の内容です。私は今の中学生がどのようなことを聞きたいのか(今の中学生に限らず、自分が中学生だったときにどういうことが聞きたかったのかも思い出せないのですが)いまいち、ピンときていません。(1)実際の医師としての仕事内容。それも、やりがいのある部分と、そうでない部分があり、どの程度それらを話すか。(2)医学部に入るためにどんな勉強をしたか。(これはちょっとこの会の趣旨からは外れるかとも思っていますが。)など考えましたが、どれもいまいちです。どのような話をしたらいいか、または皆さんがどのようなことを聞いてみたいか教えてください。できれば中学生くらいの方の意見をたくさん聞いてみたいです。よろしくお願いします。
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先日小学生(とその兄弟)の親子に私の仕事について話をする機会を得ました。私の仕事は「今より良い農業のやり方を農家と一緒に進めて行く」仕事です。イネの生育を調べる独特の道具を見せて興味を引いてから、栽培方法の違いでどのように変わるのか、なぜ変わるのか、農薬をまかないことで害虫を抑えられる可能性などについて話しました(小さい子たちなので写真とアニメーション機能を駆使したパワーポイントと実物をできるだけ持っていきました)。そして農業の紹介にもなるように、農産物が農家の高い技術によって栽培されていること、収穫の喜び、あるいは天災による悲しみについても話をしました。 まだ確立されていない食育という分野で話を求められた時、いろいろな人が携わって知恵を絞り努力していることを伝えることが大事で、私自身が感動した体験を語ることでその努力と喜びがうまく伝わると思いました。実際お母さんも子供もとても楽しく話を聞いてくれました。 もし、中学生に職業を語るというテーマで話が来れば、たぶん同じような話をすると思います。農業の現場は高齢化が進み先は暗く見えますが、ライバルが少ないだけにやりようによってどうにでも変わる面白い仕事ですから、そんな事例も加えるでしょう。また「農家と一緒に進める」中では、コミュニケーションによって、農家の現状や問題点、意向を把握すること、それが技術以上に大事で一番成果の出る要の部分だったりすることを伝えるでしょう。 多分何人かに話を聞けば、仕事の中に共通点があることが子供たちにはわかると思います。またなりたいものに向かって近づいていく努力をすれば必ず何かできるということも。 おもいっきりやりがいのある部分について語ると良いと思いますよ。仕事をやりがいを持って楽しくやっている大人の話を聞くことが大事なんだと思います。ANo.1さんのように漠然とした不安を抱えている若者たちですから。
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中一男子として意見させていただきます。 私として聞いたらためになる、と思うのは、たとえば 1 仕事にはどんなものがあるのか、こんなものも仕事になる。というような話 2 ちゃんとした仕事にはどうやったら就けるか。 3 現在の若者が、どういう状況におかれているか。 4 仕事に就きたくても付けないような人がどれ位いるか などが私としてはあります(NHKスペシャルなどの影響かも・・・) ただこれをすると場が暗くなるかも・・・
お礼
ありがとうございます。中学一年生なのにいろいろ考えているのがよくわかる内容で、感心させられました。 これらの質問に僕なりに答えてみようと思います。もしこれを呼んだ人で意見がある人がいれば、何なりとおっしゃってください。それも含めて今度の講演会の参考にさせていただきます。 (1)について これについては、村上龍氏の「13歳のハローワーク」という本があります。私も自分の子供のためにこの本を読み、そのまま大きくなったら読ませようと思っておいています。この本では自然科学・芸術・スポーツ・旅や外国・生活や社会、さらに何も好きでない人などに項目を分けて、どのような職業があるかということを書いています。具体例としてもいくつか挙げられておりそれだけでも参考になると思いますが、それだけでなく自分で考えればいろんなことが仕事になるのではないかという可能性を抱かせてくれる本だと思っています。仕事にどんなものがあるのかなどを話すなら、皆さんは他になにか参考になる本を知っておられますか? (2)について まず、ちゃんとした仕事の定義が難しいのではないでしょうか?人それぞれちゃんとした仕事が違うと思います。私の周りには親が医師で、自分もそれ以外に選択肢を考えたことがないという人が何人かいます。こういう人にとってはもしかしたら医師以外はちゃんとした仕事にならないのかもしれません。まず自分にとってどんな仕事がいわゆるちゃんとした仕事なのかを考える必要があるのではないかと思います。ちゃんとした仕事から抱く私のイメージは「安定した収入」「確立された社会的地位」などが浮かびます。たしかにこれらは重要ですし、私も最近までこれらしか考えていなかったかもしれません。でも、ある程度社会人として働いてきて周りを見ると、自分の好きなこと、楽しいことをそのまま仕事としてやっている人がいます。こういう人は例え収入が少なくても(極端に少ないと話は別ですが)、あるいは一般的に知られていないくて社会的地位はあまりなくても、すごくいい仕事だと最近心から思えるようになりました。ですから、まず自分のやりたいこと、または理想とするあるいは尊敬する人などを見つける方法と、そのようになるにはどのような方法がいいのかを考える技術を教えられたらいいと思います。とても難しいですが。これがわかっていたら苦労しないのかもしれませんが。
補足
書ききれませんでしたので、ここに続きを書きます。 (3)・(4)について これらについてはちょっと調べないとわかりませんが、新聞などでよく取り上げられているテーマだと思いますので、一般的な話としてはできるかもしれません。ただ私は大変狭い世界で働いていますので、自分の実感としては何の情報もありません。最近の医師になろうとしている(つまり医学生)人の動向なら多少わかりますが。 これをすると場が暗くなるかも・・・そうですね。でも、私(30代)が今の年齢になって思うことは、本当に学校では社会に出てから役に立つことを、もう少し教えればいいのにと思います。別に英数理国社などが無駄だとは思いません。どれも、どんな社会にいっても役に立つと私は思います。でも、心の持ち方(ポジティブシンキングの大事さ)、物事に対する考え方、困難に向かったときの対処方法、なんだかうまく書けませんが、このような事もすごく大事なんですね。仕事に就きたくても就けない人って何かしらうまくいってない所があるんだと思うんです。若い人は(そんなにえらそうにいえるほど私も年はとってませんが)そういううまく行ってない所を見つける手段も教えられてないし、見つけたとしてもどう対処していいか分からないんだと思います。そういうところまで踏み込んで教えてあげられたら、暗い話にはならないのではないかと思うんです。これも言うは安しで、実際に子供たちの前で話するのは難しいのでしょうが。 長くなりましたが、私なりに思うところを書きました。 最後になりましたが、参考になる意見をありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 実際に使っている道具を見せるとか、写真などを多くするということを参考にさせていただきます。 子供たちにメッセージを伝えてるにあたり、satesateさんの4段落目にありますように、「なりたいものに向かって努力をする」という話をするのか、実際に医師としての仕事の内容に終始するのか、それらのバランスに悩んでいます。 ただ、5段落目のおもいっきりやりがいのある・・・という部分を読ませていただいて、ちょっと話の方向性が自分なりに見えてきました。 医師の具体的な仕事内容を話をして、その上で私なりに感じているいろんな仕事の中にある共通点を、医師の仕事を中心にして伝えていけばいいのかなと思いました。 本当に参考になるご意見をありがとうございました。