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小説の読解。記述問題です。
ある小説の中で 「この男(異様に白い白人男性)が一度でも太陽を見たことがあるというなら、○○さん(漆黒の黒人女性)も私(白人の男の子)の祖母ということになる。」とあるのですが、何故でしょうか?どういう論理なのか?教えてください。よろしくお願いします。
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Piedpipingさんのおっしゃっることはその通りだと思います(笑 そうですね、そう読むのが普通ですね。ちょっと深く考えすぎたかもしれません。 私の解釈は、この文章全体が「この男」が異常なほど白いことをあらわしているというものです。 >「太陽を見たことがあるならば」、で、「この男」が、「もしも、焼けて黒くなっているならば」を表現しているのでしょうか? 「一度でも太陽を見たことがある」というのは事実ではなく、比喩表現であり、暗闇で一生過ごしたと思えるほど白い状態と考えられます。 >「この男」=「はだが焼けて黒い」と??「○○さん(黒人女性)=祖母(白人の男の子の祖母)」 の対比関係がいまいちつかめません。 「この男」が黒いとはいっていません。 また、「○○さん」は「私」の「祖母」でもありません。 この文章からは以下のことが読み取れます。 「この男」は非常に白い 「私」は普通の色(白人として) 「○○さん」は漆黒 おそらく「この男」は相当白いのでしょう。白子を連想させます。 普通に生活している(=「一度でも太陽を見たことがある」)人間でこれほど白い人が居ないというほどなのでしょう。 「この男」が普通であるなら、白人の「私」でさえ黒人と思えるほど(=「○○さん(漆黒の黒人女性)も私(白人の男の子)の祖母ということになる」)白いので驚いているシーンではないかと想像します。
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これは私の解釈であり、その作品も読んだことはありません。 また、肌の色に関する記述は差別につながるので余り突っ込まずにことばを濁したのですが・・・。 「私より白い、と何故、黒人の女性ですら、私の祖母~」ですが、これは素直に「私」の肌の色ですら黒く見えることを婉曲に言っていると解釈できます。これは「私」が黒くない、むしろ白いということが前提です。 その際、親子関係で示すのは似ていることを示すので、「母」とすると「私」も「○○さん」と同様黒いということになりますが、「私」は、普通に生活している普通の肌の色なのでしょう。 そこで、「祖母」として、それよりも遠い、つまり「私」はより白いことを示していると解釈できます。ここには、血が薄まるということと色が薄くなるというニュアンスも感じられます。 『「この男」以外の全ての人類は有色人種に見える』ということだと思います。
お礼
ありがとうございます。作者:ロバート・マキャモンは、「太陽を見たことがあるならば」、で、「この男」が、「もしも、焼けて黒くなっているならば」を表現しているのでしょうか? 「この男」=「はだが焼けて黒い」と??「○○さん(黒人女性)=祖母(白人の男の子の祖母)」 の対比関係がいまいちつかめません。 解説、よろしくお願いします。
- Piedpiping
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この男の肌は異様に白い → 太陽の光など、一度も浴びたことがないに違いない → 一度でも太陽を見たことがある可能性は非常に低い → どれくらい可能性が低いかというと、この黒人女性の孫が白人の私だ、というのと同じくらいだ。 別の言い方をすると、 「この男が一度でも日の光を浴びたことがあるということがあり得るのであれば、つまり、そんなことがあり得るような世界なら、この黒人女性の孫が白人の私だということもあるだろうが、そんな世界は存在しない」
お礼
ありがとうございます。 「可能性」の問題ととして解釈してしまえばよいのかも知れません。 この作者「ロバート・マキャモン」は 「この男(異様に白い白人男性)が一度でも太陽を見たことがあるというなら」 というくだりで「私(白人の男の子)を含めた人類すべては白い」と言っているのでしょうか?それとも、 「私(白人の男の子)を含めた人類すべては黒い」と言っているのでしょうか? しっくりこないんです。 解説よろしくお願いします。
- Piedpiping
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欧米か! といいたくなる文章ですが、翻訳物なんでしょうね。 「もし○○が××なら、□□は△△だ」 というのは、欧米の文章にはよくある論理というか、表現です。 要するに前半の「もし○○が××なら」がいかにあり得ないことか、いかにばかげたことであるか、ということを強調しているのですが。 「太陽見たことがある? ありえな~い」 を難しく言っただけです。 If Paris is the capital of China, squares are round. 「もしパリが中国の首都なら、四角は丸い」 これは Quine という有名な哲学者の Methods of Logic という本に載っている例。 If them sandwiches woz made this morning, you're Shirley Temple. 「このサンドイッチが今朝できたばかりだってんなら、あんたはシャーリーテンプルだな」 これは Noel Coward という人の映画 Brief Encounter のワンシーンで、駅のカフェのウェートレスに客が言ったせりふ。シャーリー・テンプルというのは昔有名だった子役です。
お礼
ありがとうございます。この場合の「太陽を見たことがある。」と「肌の色の黒さ、日焼けの度合い。」とどのような関係があるのでしょうか?「この男」以外の全ての人類は有色人種に見えるということなのでしょうか?そのことと、太陽の関係はなんなのでしょうか?教えてください。よろしくお願いします。
何となく目が止まってしまいました。 これは以下の論理に基づくものと思います。 ・白人の子供の肌は白い ・黒人の子供の肌は黒い ・日光に当たると日焼けする 「異様に白い」「一度でも太陽を見た(事がないであろう)」という点で、白人の「私」よりも更に肌が白いことが想像されます。 「祖母」というのは、親子程近くない、つまり「私」が真っ黒に日焼けしているわけではないことを意味しているのだと思います。兄弟や親子と言った時は近いこと、似ていることを示します。 最後に、この文章は人種差別を意図したものではないことを記しておきます。
お礼
ありがとうございます。次のくだりに「この男と比べれば、つきでも真っ黒に見える。」というようなことが描かれています。この男が太陽に当たっているにも関わらず、私より白い、と何故、黒人の女性ですら、私の祖母と言えるのでしょうか?ご意見お願いいたします。ちなみにこの文章はロバートマキャモンの「少年時代」の一説です。(問題文より)よろしくお願いします。
お礼
最後の比喩はめちゃめちゃわかりやすかったです!! 私でさえ黒人と思える。ということですね。 ありがとうございます!!!