- ベストアンサー
波動関数
sp混成軌道はs軌道とp軌道からできています。数学的にはΦsp=Φs±Φpと表す事ができます。 さらに規格化すると Φsp=±(√2)/2(Φs±Φp) となります。 この時、電子がs状態にある確率はどうやって求めるんですか? sp軌道はs軌道一個とp軌道一個からできているので、単純に50%でもいいんですか? 分からないので教えて下さい。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
一般にφ1とφ2の2つの波動関数の重ねあわせで作られた波動関数をφとするとφ=c1φ1±c2φ2。c1,c2は各波動関数の重みの割合です。φを規格化すると|c1|^2+|c2|2=1で係数c1,c2は決まりますね。そして電子がφ1、φ2の状態にいる存在確率はそれぞれ|c1|^2、|c2|^2となります。 これをΦsp=(1/√2)Φs±(1/√2)Φpに適用するとご質問の答えが出ますね。量子力学のテキストをよく読みましょう。 http://www.phys.aoyama.ac.jp/~w3-furu/ ↓ 2004年後期 学部講義「量子力学A」講義ノート2004 2