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武塔の神

 ご高名な先生のご著書に“武塔の神”ということばが、衆知にして周知のことのように出てきまして、直接お尋ねするのもはばかり、字書などを索引しまさた。在りませんでした。Webでは『備後国風土記』に、“蘇民将来”のことが紹介されていました。ここでは不明でしたが、素戔鳴尊のことかなとも思えたのでが、この“武塔の神”についてそして“武塔”ということについてどうかご教示下さい。

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  • ベストアンサー
  • suicyo
  • ベストアンサー率43% (83/193)
回答No.1

「武塔」という言葉の直接の意味は存じませんが、恐らく「武塔の神」という固有名詞であり、 深い意味はないのではないかと。これは、詳しい人の回答を待ちましょう。 で、結論から言うと、武塔の神と素戔鳴尊は神社の祭祀や信仰・伝承の上では共通の性格・ 役割をもつ神様ではあるが、同一の神という訳ではない、というあたりではないかと。 素戔嗚尊(スサノヲノミコト)は種々の性格を持つ神様というか、人間の社会生活に密着した 象徴的な神です。荒ぶる神、たたりの神、農耕の守護神などです。 蘇民将来の話も日本各地の神社の祭礼や茅の輪をくぐる風習?などに取り込まれていますし、 武塔の神ではなく牛頭天王(素戔嗚尊)とされている神社も多く、この辺りはいろいろと バリエーションがありますね。ただ、話の筋としては一言で言うと「厄除け」で共通ですので、 武塔の神=厄除神≒牛頭天王←日本では素戔嗚尊と習合 という図式となりますね。 なお、下記サイト↓ http://www2s.biglobe.ne.jp/~t-sato/index35.html の「蘇民将来説話」の項に、この辺りのことがコンパクトにまとめられております。 ここには「武塔の神」の出自についても触れられていますが、私にはその正否を判断する 知識はありません。

krya1998
質問者

お礼

 有難う御座いました。近代の計量的物理科学の世界の話とは大幅に異なり、伝来、習合の重なりが介在する事柄ですから、曖昧さなく明確に認識しておきたいということは、出来ないものであることを認識しました。  それが故にこそ、そしてまた、あらためて素戔鳴尊の側面を知り、尚更惹かれていく誘惑を感じないわけではありません。なお腹のどこかに残しながら、何かにつけて気にかけていきたいと存じます。  有難う御座いました。

krya1998
質問者

補足

 早速のご教示に深甚の感謝を申しあげます。  なお、これ以上の勉強を出来るとは存じませんが、一両日なお締め切らないで、ご教示を待っていたいと存じます。

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