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聖趾という単語について
小栗虫太郎の小説「黒死館殺人事件」を読んでいたら「横廊下に当る聖趾窓から抜け出すだろう。」と書かれていたのですが、ここに出てくる「聖趾」という単語について詳しく知っている方がいたらどうかおしえてください。恐らく「聖跡」と同じ意味だと思うのですが、確信がもてません。できれば(セイシ)と読むのか(せいせき)と読むのか読みにかんしてだけでもかまいません。回答お願いします。
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#1さんの回答でほぼ完璧だと思いますが、すこしだけ私見を。 #1さんの推測通り「ピイド ウインド」がpied windowのことであれば、やはり「まだら模様の彩色窓」でいわゆるステンドグラスに近いものを指すと思われますが、piedの場合単色でもそう言えるようなので、一色しか使っていないのかもしれません(いわゆる白黒模様でもpiedと言えるようです)。 「聖趾」=「聖跡」というのはやはりキリスト教の聖人の事跡のことでしょう。窓に聖人の事跡が描かれているのでしょうね。 感じとしてはつぎのサイトの一番下のステンドグラスのようなものでしょうか。 http://www.thefamilyhistorypages.co.uk/Stoke_St_Gregory_Church.html これはおそらく聖グレゴリウスの事跡を描いたものでしょう。
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- DexMachina
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> (セイシ)と読むのか(せいせき)と読むのか 「跡」にも「趾」にも「あと」の意味・訓がありますので、恐らく仰る通り「聖跡」と同じ意味と 推測しますが、「趾」には「せき」の音(おん)がありませんので、「せいし」と読むしかないと 思います。 Web上で検索してみたところ、ご質問の著作の本文が公開されており、そこでは「聖趾窓」 に「ピイド ウインド」とルビが振られていました。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/4728/ogurikokushi.txt (キーボードのCtrlキーとFキーを同時押しして「聖趾窓」で検索すると、2件目にルビあり) 「ピイド=pied(まだらの・雑色の)」(多分ですが)ということと「聖趾」という語のイメージから 推測するに、何らかの聖跡をモチーフとした(或いは宗教的な意味をもつ模様の)ステンド グラスが施された窓・・・でしょうか。 (ただ、ステンドグラスについては、別の箇所に「十二宮を描いた彩色硝子(ステインドグラス) の円華窓」という表現もあるので、なんとも・・・(汗)) (こちらは「彩色硝子」で検索してもらえば確認できます)
お礼
回答ありがとうございました。やはり聖跡と同じ意味でしたか、うすうすステンドグラスをモチーフにしたものではないかと思っていましたが、まさにその通りだったんですね。詳しく回答してくださって本当にありがとうございました。お礼が遅れて申し訳ありませんでした。貴重な回答本当にありがとうございました。
お礼
さらに詳しい回答ありがとうございました。わざわざサイトまで探してくださってお手数かけてすいませんでした。大変分かりやすく理解できました。聖人をかたどった窓ということ教えていただいて、確信がもてました。詳しく裏づけしてくださって本当にありがとうございました。おかげでスッキリしました。貴重な回答本当にありがとうございました。