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「偽」の成り立ち(意味)を教えて下さい。
「人(他人)」の「為」と書いて「偽り(いつわり)と言われました。 しかし、TVで「人」の前で「犬」がふせるから「伏せる」と見ました。 「偽」の場合のにんべんは「他人」と理解しているのに、「伏」の場合のにんべんは「自分」であり「人間」すべて?なので、 「偽」も「人(他人)」の「為」でなく、「自分」の「為」であっても自分の真意ではなく「偽」なのだろうかと疑問に思いました。 「偽」の本当の成り立ち(意味)を教えて下さい。
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No.1です。申し訳ありません。少し訂正です。 「人間が作為によって姿を変える」ではなくて、「(人間の)作為によって姿を変える」ですね。姿を変えるのは本人のこともあるでしょうけど、他の何か(元の意味では象)ということが本来でしょうから。
「偽」も「伏」も、どちらも「人」の部分は「人間」の意味でしょう。 「偽」は、「人」+「為」ですが、「人」の「為(ため)」ではなく、「人」が「為(なす)」です。 「為」は、「手」+「象」で、人が象を(手を加えて)手なずけること、そこから、「人手を加えてうまくしあげる」「作為する」といういうのが原義になっています。 「偽」は、「人」が「なす」「何かに手を加えてうまくしあげる」「作為する」ということですから、「人間が作為によって姿を変える」「正体を隠してうわべをつくろう」というような意味になります。 そこから、「姿を変える」「うわべをつくろう」→「いつわる」ということになるのでしょうから、「人」と「為」を原義の意味で考えないで組み合わせても余計に意味がわかりにくくなるだけでしょう。 それに、使い方から考えても、「為」を「ため(に)」として使うのは、前置詞あるいは接続詞としての使い方でしょうから、本来の動詞の表意としての文字の意味からは少し離れていると思います。 詳しくは、漢和辞典をひいてください。
お礼
早速ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。