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手作り商品の価値について
ひとりでアトリエ兼ショップを開き、手工芸品を売っているものです。青色申告で最終仕入原価法を選択しています。 期末の棚卸の際、完成している商品の価値について迷っています。例えば、1000円の材料費に手を加えて3000円の定価で売っていた場合、原価の1000円の価値ということでしょうか。それとも決まった掛け率があるのでしょうか。他店に卸すことはしておりません。 損害保険に入った時、商品の補償は卸売価格でと言われたのですが、材料費の分しか保証されないということなのか、疑問に思います。 どなたかご回答をお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
損保等の保険契約に係る保険金額算定上の評価額や他店世間相場等とご質問者様が求めている会計上・税務上の棚卸資産の取得価額・評価方法とは全く異なるものです。 仮に保険契約上の評価額や他店相場等などを会計・税務に採用したところで、本来の目的である正しい損益が算定できるはずもございません。(=税務調査等でも当然否認です) 自己(自社)で製造した場合の取得価額とは、次のようなものから構成されます。 1.原材料費…これは最終仕入原価でよいでしょう。 2.労務費…青色専従者さんや従業員・パートさん等はいらっしゃいますか? (お独りだけの個人事業でしたら、人件費は必要経費に一切入っていないので考慮しなくてよいです) 3.経費 4.販売の用に供するために直接要した費用 上記の4つの原価要素をもとに適正な原価計算に基づいて算定することになりますが、この話しは少なくとも原価計算の知識(簿記2級や1級で出てくる)が要求されます。 この場で回答できるような理論ではないので、多少は関係書籍を紐解いていただくのが賢明かと思われます。 先ずは簡単な書籍から…頑張ってくださいね。
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- dec02
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卸売価格でしたら、他店に卸した場合の価格 ですので原価に人件費等の諸経費は含まれます。 ただ、手作り品って言うと、趣味のような感覚があり、 通常の時給計算をして上乗せと言う訳にいきませんね。 需要があるかの話なので、小売店に査定してもらうのが一番でしょうね。 あと、同様の商品が百貨店等でどれ位の値段になっているかなど参考に。
お礼
早々にご回答ありがとうございます。 百貨店等よりもかなり安く定価を設定しているため、これ以上安く他店に卸すことはしていませんとお断りしていましたが、需要があれば卸売価格をいくらに設定するか、話し合ってみれば良かったですね。同業の方のご意見など、これからは参考にします。
お礼
hiko2様、ご回答ありがとうございます。 棚卸資産と保険の評価額が同じ考えではないこと、全くその通りですね。仕入れたものをそのまま売っている小売店と違うのに、「卸売価格」という言葉に惑わされていました。 取得価額についても改めて考えました。材料費以外は私ひとりの手間賃+α(デザイン、アイディア)で定価を設定していましたが、店舗家賃なども原価計算に算定するとなると、おそらくとても今の定価では成り立ちません。 もともと、儲かるとは思っておらず、自分の作品を気に入って買ってほしいというだけの気持ちでしたが、評価額というのは「自分の気持ちとしては」じゃなく、ちゃんと算出しなければならないのですね。専門家の方からのアドバイス、大きな課題がみつかりました。